B to C の企業は、客からの暴言・パワハラといった所謂「カスハラ」があり、就職活動生からは敬遠される場合があります。
一方、そのような話の中において必ず、B to B 、ルート営業なので大丈夫といった言説がなされることがあります。
表面上の言葉の暴力、明らかに意味が不明な苦情はは確かにBtoC企業やカスタマーセンターと異なり、BtoB企業、ルート営業では少ないのも事実。
ただし、BtoB、ルート営業でもカスハラは発生し、心を病んでしまう人も多数いるので、注意喚起の意味も含めて本記事を記載しました。
BtoB営業は、BtoCよりカスハラが少ないって本当?
BtoB営業は、BtoCよりもカスハラが少ないと巷ではよく言われます。
そのような言説の背景を探るためにBtoB(以下、ルート営業)とBtoC(以下、個人向け営業)を比較した表が下記です。
BtoB (ルート営業) | BtoC (個人向け営業) | 差異 | |
1 相手 | 法人のしかるべき担当者(法人名を背負っている) | 個人 | BtoBは、個人として偏屈な人でも会社名を背負っているので、言葉遣い等はBtoCよりまし(怒鳴られたり、理不尽な事は少ないはず) |
2関係性 | 会社と会社の付き合いかつルート営業の場合は過去の信頼関係がある | 初めての相手なので不明 | BtoBは過去の信頼関係があるからBtoCよりもやりやすい |
巷であふれるルート営業が個人営業向けより楽である論の大半は上記に集約されると思います。
確かにその通りであるものの、実際にルート営業を行ってみると、そのように単純に割り切れるものでもないのが現実です。
ルート営業でも「うつ」・「精神疾患」で休職する人が発生するのも事実。
ルート営業の優位性が崩れた事例
ルート営業の相手は会社名を背負っているので、個人よりも大人な対応をしてくれるはず
ルート営業の場合、お互いに会社名を背負っているため、相手(先方の会社の窓口)は個人営業よりもまともであるとよく言われます。
確かに会社名や●●(株)「課長」といった肩書を背負っているので、罵詈雑言や意味不明な怒声は少ないのは事実。
とはいえ、実際に変わった人はいるもので、言葉遣い一つで、双方の利害関係に限らず噛みついてくる人・怒声を発する人がいるのも事実。
怖いのは立場が明らかに先方が上でもなく、イーブンの関係でも、双方の利害関係を全く無視してくる人もチラホラいるのが現実社会の恐ろしい所。
要注意人物。突然切れるといった引継書を貰っても・・・。
そんな理不尽な人がいても上司が守ってくれるのでは?
そうは言えないのが現実社会・・・。
詳細は次章へ。
ルート営業は過去の信頼関係があるから大丈夫?
ルート営業はお互いの会社の過去の信頼関係があるから大丈夫、安心といった言説もちらほら聞こえます。
こちらは声を大にしていいたい。
過去の歴史があるから、上司は穏便な対応しかとらない(守ってくれない)
相手の担当者がとても変わった人で要注意人物との引継ぎがあったとしても、過去の歴史があるため、上司は守ってくれません。
例えば、新規営業先・取引履歴の浅い先であれば、取引中止といった選択肢がありますが、古いルート営業先の場合はそのような選択肢は上司は取れない。
相手の担当者を変えてくれといった要望もよほどのことがないと対応はしてくれないので絶望的な状況に。
特にこのような会話がなされる場合はもう打つ手なし
●●さんが課長時代に、私はよくお世話になりました。
●●の導入の際はお互いに苦労しましたね。
●●さんが一生懸命やってくれたおかげであの件で弊社は助かりました。
絶望的だ!
ちなみに自分自身の担当先を変えて欲しいというのは、ルート営業では結構出世などでは致命的なので、最後の砦。
就職先のルート営業状況を知る方法
こちらは、簡単で、就職サイトではなく、転職サイトで調べると一発でわかります。
転職会議やVorkers等の口コミを見ると、社員からのコメントがありますが、弊社のものを見てみてもかなり真実に近いです。
5ちゃんねるは大げさすぎ・嘘等もありますが、転職サイトでのコメントは概ね真実に近いように感じます。
企業の採用HPやリクルーター等からは知ることのできない生の声があるのでお勧めです。
コメント