「ストレスチェックの結果を見て不安になった」「産業医との面談を案内されたけれど、受けるべきか迷っている」そんな方もいるのではないでしょうか。
私も会社員として働く中でストレスチェックを受け、その結果をきっかけに産業医面談を受けた経験があります。当時は仕事上のストレスを強く感じていましたが、面談を申し込むことにも不安がありました。
特に気になったのは、「産業医面談を受けたことは会社にどこまで伝わるのか」「仕事上の評価などに影響しないのか」「実際の面談では何を聞かれるのか」といったことです。
この記事では、勤務先が特定されない範囲で、私が実際に経験した産業医面談について紹介します。高ストレス判定後の気持ち、面談を受けるまでに迷ったこと、実際に聞かれた内容、受けて良かったことや期待との違いなどをまとめました。
※この記事は私個人が産業医面談を受けたときの体験談です。面談方法や会社側の対応などは、勤務先や状況によって異なります。制度については厚生労働省などの最新情報も確認してください。
- 【結論】実際に産業医面談を受けてどうだった?
- ストレスチェックで「高ストレス対象者」になった
- そもそもストレスチェックとは?
- 最初は産業医面談を受けるか迷った
- 産業医面談を受けるか迷った理由
- 面談の申し込み後、勤務先との事務的なやり取りがあった
- 【体験談】産業医面談では何を聞かれた?
- 産業医が私の状況をすべて把握しているわけではなかった
- 産業医面談は、私が想像していたカウンセリングとは少し違った
- 職場側に何らかの対応を希望するかも確認された
- 産業医面談を受けて良かったこと
- 逆に「期待と違った」と感じたこと
- 産業医面談を受ける前に整理しておけばよかった5つのこと
- 産業医面談を受けるか迷っている人へ
- 産業医面談をきっかけに、今後のキャリアについても考えた
- まとめ|産業医面談は、自分の状態と働き方を考えるきっかけになった
【結論】実際に産業医面談を受けてどうだった?
先に私自身の結論を書いておきます。私は産業医面談を受けたこと自体は良かったと思っています。ただし、受ける前に私が想像していた「仕事の悩みをじっくり聞いてもらうカウンセリング」とは少し違いました。
私の場合は、現在どのような仕事をしているのか、睡眠は取れているか、休日はどのように過ごしているかなど、現在の仕事や生活・心身の状態について確認されました。
また最後には、「人事部に職場環境の改善を申し入れるか」「部署異動などを希望するか」といったことについても確認されました。面談そのもの以上に、「自分は今後どうしたいのか」を考えるきっかけになったことが、私にとって一番大きかったと思います。
ストレスチェックで「高ストレス対象者」になった
きっかけは、勤務先で実施されたストレスチェックでした。それまでの私は、ストレスチェックに回答するときにも、どこかで「それほどストレスはない」「仕事には問題なく取り組めている」という方向に回答を寄せていたように思います。
しかし、このときは仕事上のストレスをかなり感じていました。そこで「今回は自分の状態をそのまま回答してみよう」と考え、できるだけ正直に回答しました。
しばらくして結果を確認すると、高ストレスの状態にあることを示す判定が出ていました。
そもそもストレスチェックとは?
ストレスチェックは、労働者が自分のストレス状態を把握し、メンタルヘルス不調を未然に防ぐことなどを目的とした制度です。制度は法改正などによって変更されることがあるため、対象事業場や実施方法などの詳細は厚生労働省の最新情報を確認することをおすすめします。
ストレスチェック制度について|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
最初は産業医面談を受けるか迷った
結果を受けて、医師との面談について案内されました。しかし、私はすぐに面談を申し込んだわけではありません。
「まだ大丈夫なのではないか」という気持ちがあった一方で、産業医面談を申し込むことで、自分の状態が勤務先にどこまで知られるのかという不安もあったからです。
産業医面談を受けるか迷った理由
会社にどこまで知られるのか不安だった
特に気になったのが、産業医面談を受けたという事実や、面談で話した内容が勤務先にどこまで共有されるのかという点でした。
当時は今後の仕事やキャリアについても考えていたため、「面談を受けることで何か不利益があるのではないか」と心配したことを覚えています。
今振り返ると、制度上の情報の取扱いと、自分が漠然と抱えていた不安を分けて考える必要があったと思います。
このまま仕事を続けて大丈夫なのかという不安もあった
一方で、「この状態のまま働き続けて大丈夫なのか」という不安もありました。会社への情報共有が気になる気持ちと、自分自身の状態について一度専門家に相談した方がよいのではないかという気持ちの間で迷いました。
最終的には、自分の状態を整理する機会にもなると考えて、面談を受けることにしました。
面談の申し込み後、勤務先との事務的なやり取りがあった
面談を申し込んだ後は、日程調整など、勤務先側との事務的なやり取りがありました。そこで改めて、「面談を申し込んだことは会社側にも一定の範囲で分かるのだな」と感じ、少し不安になったことを覚えています。
ただし、これはあくまで私が勤務していた会社での経験です。会社ごとに手続きや運用は異なるため、「産業医面談を申し込むと必ずこのような流れになる」という意味ではありません。
また、産業医との面談内容がすべてそのまま上司などに共有されると考えるのも適切ではありません。実際に面談を受ける際は、どの情報が誰に共有される可能性があるのかを事前に確認しておくと、不安を減らしやすいと思います。
【体験談】産業医面談では何を聞かれた?
実際の面談では、私の場合、おおむね30分程度話したと記憶しています。ただし、面談時間は状況によって異なると思います。
特に覚えているのは、「現在どのような仕事をしているのか」「睡眠は取れているか」「休日はどのように過ごしているか」といった質問です。
私が想像していたような、いきなり仕事上の悩みを深く追及される面談ではありませんでした。まず現在の仕事や生活の状態を確認していくような印象でした。
産業医が私の状況をすべて把握しているわけではなかった
面談前の私は、産業医がストレスチェックの結果だけでなく、自分の仕事上の状況についてもかなり詳しく把握しているのではないかと想像していました。
しかし実際に話してみると、少なくとも私が想像していたように、私の状況を何でも事前に知っているという印象ではありませんでした。
そのため、自分が何に困っているのか、何が一番ストレスになっているのか、今後どうしたいのかを事前に整理しておけば、もっと話しやすかったと思います。
産業医面談は、私が想像していたカウンセリングとは少し違った
当時の私は仕事上のストレスを強く感じていたため、「誰かに悩みをじっくり聞いてもらいたい」という気持ちもありました。
しかし、私が受けた産業医面談は、私がイメージしていたカウンセリングとは少し違いました。仕事や生活の状態を確認し、必要に応じて働き方や職場側の対応について検討するための面談、という印象を受けました。
これは「産業医面談が役に立たなかった」という意味ではありません。私自身が、産業医面談に対して本来とは少し違う役割まで期待していたのだと思います。
職場側に何らかの対応を希望するかも確認された
面談の中では、仕事を続けるうえで困っていることや、職場環境について何らかの対応を希望するかについても確認されました。
具体的なやり取りについては勤務先が推測される可能性もあるため詳しくは書きませんが、私にとっては「仕事がつらい」という気持ちと、「では具体的に何を変えてほしいのか」は別の問題なのだと考えるきっかけになりました。
産業医面談を受けたことで、自分がこれからどのように働きたいのかについても考えるようになりました。
産業医面談を受けて良かったこと
一番良かったのは、自分の状態について立ち止まって考える機会になったことです。ストレスを感じていても、「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」と考えてしまうことがあります。私もそうでした。
しかし、面談を申し込むか迷い、実際に産業医と話す過程で、「今の自分はかなりストレスを感じている」ということを改めて認識しました。
また、このまま同じ働き方を続けるのか、仕事の環境について何か変えたいのかなど、今後について考えるきっかけにもなりました。
逆に「期待と違った」と感じたこと
一方で、期待していたことと違う部分もありました。私は仕事上の悩みをじっくり聞いてもらいたいという気持ちも持っていましたが、私が受けた面談は、そのようなカウンセリングを中心としたものではありませんでした。
そのため、「とにかく自分の悩みを時間をかけて聞いてほしい」という目的だけで産業医面談を想像していると、私と同じように少し違うと感じる可能性があります。
一方で、「今の働き方を続けられるのか」「職場側に何らかの配慮を相談した方がよいのか」といったことを考える機会としては、私は面談を受ける意味があったと思っています。
産業医面談を受ける前に整理しておけばよかった5つのこと
- 今、一番ストレスになっていること
- 睡眠や休日など、生活面で変化したこと
- 仕事をするうえで困っていること
- 職場側に相談したいことや配慮してほしいことがあるか
- 面談内容のうち、どの情報が会社側へ共有される可能性があるのか確認したいこと
特に、「自分は何に困っていて、どうなれば少し働きやすくなるのか」を事前に考えておけばよかったと思います。スマートフォンのメモなどに簡単に書き出しておくだけでも、面談で話しやすくなると思います。
産業医面談を受けるか迷っている人へ
産業医面談を受けるか迷う理由は、人それぞれだと思います。私の場合は、会社にどこまで知られるのか、仕事上の評価などに影響しないのかということが大きな不安でした。
それでも最終的には面談を受けました。結果として、自分の状態と今後の働き方について整理するきっかけになったという点では、受けて良かったと思っています。
ただし、面談の内容や会社側の運用はそれぞれ異なります。制度上の仕組みや情報の取扱いについて不安がある場合は、厚生労働省などの公的な情報も確認することをおすすめします。
産業医面談をきっかけに、今後のキャリアについても考えた
産業医面談を受けたことは、「今の働き方をこのまま続けるのか」という問題について考えるきっかけにもなりました。
私自身、その後も会社員として働きながら、今後のキャリア、異動、転職、資格などについて考えてきました。
同じように「今の仕事を続けるべきなのか」「今後のキャリアをどう考えればいいのか」と悩んでいる方に向けて、別の記事でも私自身の経験を書いています。
まとめ|産業医面談は、自分の状態と働き方を考えるきっかけになった
私はストレスチェックをきっかけに、実際に産業医面談を受けました。面談前は、「会社にどこまで知られるのか」「仕事上の評価に影響しないのか」と不安に感じていました。
実際の面談では、仕事の状況、睡眠、休日の過ごし方などについて聞かれ、働くうえで困っていることや職場側への希望についても確認されました。
私が期待していた「悩みをじっくり聞いてもらうカウンセリング」とは少し違いましたが、自分が今どのような状態なのか、これからどのように働きたいのかを整理するきっかけになったという意味で、私は面談を受けて良かったと思っています。
この記事が、「産業医面談を受けようか迷っている」という方の一つの参考になれば幸いです。



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