※この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
「自分より後に入社した後輩が、先に昇進した」
会社員として働いていると、このような場面に直面することがあります。
頭では「昇進だけが人生ではない」と分かっていても、実際に後輩の昇進を知らされると、簡単には割り切れません。
私も、周囲の同僚や後輩が次々と昇進する一方で、自分の立場が変わらない時期を経験しました。
表面上は平静を装っていましたが、内心では焦り、嫉妬、恥ずかしさ、将来への不安が入り交じっていました。
この記事では、後輩に昇進で追い抜かれたときに私が感じたことと、気持ちを立て直すために実践したことを紹介します。
後輩の昇進を素直に喜べなかった
後輩の昇進を聞いたとき、最初に感じたのは祝福よりも焦りでした。
「自分には何が足りなかったのだろう」
「周囲から、昇進できない人だと思われているのではないか」
「この先も状況は変わらないのではないか」
そんな考えが次々と浮かびました。
後輩に問題があるわけではありません。仕事に真面目に取り組み、評価された結果として昇進したのだと思います。
それでも、自分だけが取り残されたように感じてしまいました。
特につらかったのは、昇進できなかった事実そのものより、自分のこれまでの働き方を否定されたように感じたことです。
会社の人事評価は、試験のように点数と合否の理由が明確に示されるとは限りません。評価基準が見えにくいため、結果が出なかった理由を自分の人格や能力全体に結び付けてしまいました。
昇進できない理由は一つとは限らない
昇進には、本人の能力や実績だけでなく、さまざまな事情が影響します。
- 会社の人員構成
- 管理職ポストの空き
- 担当してきた仕事
- 上司との相性
- 配属された時期や部署
- 会社が求める人物像
- 組織再編や人事方針
もちろん、自分に改善すべき点がある場合もあります。
一方で、自分の努力だけでは変えられない要素もあります。
私は当初、昇進できない理由をすべて自分の能力不足だと考えていました。しかし、時間を置いて振り返ると、個人の努力だけで説明できるものではないと気付きました。
だからといって、会社や上司のせいにすれば気持ちが晴れるわけでもありません。
大切なのは、「変えられること」と「自分では変えられないこと」を分けて考えることでした。
後輩に追い抜かれたときにやめたこと
後輩と自分を細かく比較する
「あの人より自分の方が経験は長い」
「あの仕事では自分の方が評価されていた」
そう考え始めると、比較は終わりません。
仮に自分の方が優れている部分を見つけても、昇進結果が変わるわけではなく、かえって不満が強くなりました。
そこで、後輩の経歴や評価を細かく分析することをやめました。
他人との比較を完全になくすことはできません。それでも、比較していることに気付いたら、自分がこれから選べる行動へ意識を戻すようにしました。
会社での評価を人生全体の評価にする
会社で昇進できなかったからといって、人生全体が失敗したわけではありません。
しかし、仕事に多くの時間を使っていると、社内評価が自分の価値そのものに思えてきます。
私も一時期、役職の差を人生の勝ち負けのように考えていました。
その考え方を少しずつ変えるため、会社以外の時間にも意識を向けました。
読書、資格の勉強、ブログなど、すぐに成果が出なくても自分で選んで取り組めることを持つと、会社の評価だけに気持ちを支配されにくくなりました。
感情的なまま大きな決断をする
後輩の昇進を知った直後は、「もう会社を辞めたい」と考えることもありました。
しかし、強いショックを受けているときに退職や転職を即決するのは危険です。
私はまず、気持ちが落ち着くまで大きな決断を保留しました。
転職するかどうかは別として、求人情報を調べたり、自分の経験を書き出したりするだけでも、社外にどのような選択肢があるのかを確認できます。
「今の会社に残るしかない」と思い込むより、選択肢を知ったうえで残る方が、精神的には楽でした。
私が気持ちを立て直すために行ったこと
これまでの仕事を棚卸しした
最初に行ったのは、これまで担当した仕事の棚卸しです。
- 比較的うまくできた仕事
- 苦痛を感じにくかった仕事
- 周囲から感謝されたこと
- 強いストレスを感じた仕事
- 今後は避けたい働き方
役職ではなく、実際に何を経験し、何が得意だったのかを整理しました。
自分には何もないと思っていましたが、書き出してみると、小さな経験や強みが見つかりました。
昇進できなかったことと、これまでの経験に価値がないことは別問題です。
上司に確認するときは今後の行動を聞いた
人事評価について確認する場合、「なぜ昇進できなかったのですか」と聞くだけでは、抽象的な回答で終わることがあります。
そこで私は、過去の評価理由だけでなく、今後の行動に結び付く質問を意識しました。
- 今後期待されている役割は何か
- 改善すべき点は何か
- どのような経験を積む必要があるか
- 自分の強みを生かせる仕事はあるか
必ず納得できる回答が得られるとは限りません。それでも、次に取る行動を考える材料にはなります。
社外の選択肢を調べた
すぐに転職するつもりがなくても、転職市場を調べることには意味がありました。
職務経歴を整理すると、自分が経験してきた仕事を客観的に見直せます。また、今後身に付けるべき知識や技能も見えやすくなります。
ただし、転職サービスへ登録するときは、現在の勤務先にプロフィールを閲覧されないための企業ブロック設定などを確認する必要があります。
私は転職活動を、今の会社からすぐ逃げるためではなく、自分の選択肢を把握するための情報収集として考えました。
会社以外の軸を育てた
会社の評価だけに依存していると、昇進できなかったときの打撃が大きくなります。
そこで、仕事以外にも自分で進捗を感じられるものを持つようにしました。
私の場合は、読書、学び直し、ブログなどです。
どれもすぐに収入や実績につながったわけではありません。それでも、自分でテーマを決め、自分の判断で続けられる活動は、会社で失った自信を少しずつ取り戻す助けになりました。
資格や学び直しから、会社以外の選択肢を増やす
今すぐ転職するつもりがなくても、興味のある資格や講座を調べることで、今後の選択肢が見えてくることがあります。
ヒューマンアカデミーでは、プログラミング、Webデザイン、動画制作、日本語教師、キャリアコンサルタントなど、社会人の学び直しに利用できる通学講座を扱っています。
どの資格を学ぶか決まっていない場合でも、まずは通学講座の内容や費用、受講方法を資料で確認できます。
会社での評価だけに将来を委ねたくないと感じている人は、自分が興味を持てる分野があるか確認してみてもよいでしょう。
ヒューマンアカデミー キャリアコンサルタント養成講座※講座によって受講形式や開講校が異なります。詳しい内容は公式サイトの資料や説明会でご確認ください。
昇進を諦めるか、目指し続けるか
後輩に追い抜かれたからといって、すぐに昇進を諦める必要はありません。
一方で、昇進だけを目標にして心身を消耗し続ける必要もありません。
考えられる選択肢は一つではありません。
- 今の会社で昇進を目指す
- 得意分野を生かせる仕事や部署を探す
- 専門性を高める
- 転職の可能性を調べる
- 役職より働きやすさを優先する
- 会社以外の活動を育てる
どれが正解かは、年齢、健康状態、家計、仕事への考え方によって異なります。
私自身も、昇進への未練が完全になくなったわけではありません。
それでも以前より、役職だけで自分の価値を判断することは減りました。
後輩の昇進は、自分の今後を見直すきっかけになる
後輩に昇進で追い抜かれるのは、想像以上につらい経験です。
悔しい、恥ずかしい、うらやましいという感情を、無理に否定する必要はないと思います。
ただ、その感情を抱えたまま自分を責め続けても、状況は変わりません。
私が経験から学んだのは、次の4点です。
- 後輩との比較を続けない
- 会社の評価と自分の価値を分ける
- これまでの経験を棚卸しする
- 社内外の選択肢を少しずつ調べる
昇進できなかった経験は、できれば味わいたくなかった出来事です。
それでも、自分がどのように働き、これから何を大切にしたいのかを考え直すきっかけにはなりました。
後輩の昇進は、自分の人生の敗北を意味するものではありません。
会社の評価だけでは測れない経験や選択肢を、一つずつ取り戻していくことが大切だと感じています。


コメント