ドイツ製の質実剛健なボールペン(LAMY Swift)の既存のペンが高いので、色々改造をしているシリーズその2。今回は、ゼブラ ジェルボールペンの芯に交換してみました。
その①はこちら↓
ラミーの正規のボールペンの芯はインクの滑りはよいが若干にじみが強くて困るので、同じような書き心地(すらすら)ながらにじまない「ゼブラ ジェルボールペン JF0.7」を使えるように改造。
ラミーの正規の芯くらいすらすら書け、にじまないボールペンの芯を探し求めた結果、水性と油性の長所を兼ね備えたジェルインク式の「ゼブラ ジェルボールペン JF0.7」が一番使い勝手が良いことに気づく。
0.7というのがポイントで、1.0だと少し太くて引っ掛かりが多少出てくる、一方、0.5だと細すぎてまた引っ掛かりが出てくるので0.7が私的にはベスト。
そのうえで、ラミーのもとからあるバネだと、ペン先が短すぎる(あまりペン先がでない)ので、バネも色々変えてみた結果、セリアで売っている「サンノート株式会社」製の2mmのシャーペンのバネを改造(一部カット)するのが一番ノックの返しもよく、ほどよくペン先が出ることを発見。
【用意するもの】
LAMYのスウィフトボールペン
ゼブラ ジェルボールペン JF0.7/88円程度
セリアで売っている「サンノート株式会社」製の2mmのシャーペン/108円
ペンチ、セロハンテープ、はさみ
【手順1:バネの作成】
①まずはバネの作成から。「サンノート株式会社」製の2mmのシャーペンからバネを取り出す。
シャーペンを分解しただけでは、バネが出てこないので、思いっきり芯を出した状態にして、芯棒の役目をしているプラスチックをカット。
②プラスチックをカットするとバネを取り出すことができる。
③そのうえで、バネを慎重にペンチでカット。このバネをそのまま使ってしまうと、気持ちバネの力が強すぎて、ラミーのばねと交換したときに、ノックができない(できたとしてもすぐ引っ込んでしまう)ため、バネをカットする必要が出てくる。
ただしカットしすぎると今度はバネの力が弱くなりすぎるので、慎重に先端から徐々にカットし、ラミーのバネと交換し、ノックの返りを確かめる必要あり。
④ちょうどよいバネの感じ。だいたい1週半程度のところをカットするイメージ。ただしこの「サンノート株式会社」製の2mmのシャーペンは100円均一の商品だけあって、バネの性能があまり統一されておらず、毎回微妙な調整が必要。
慣れてくれば1本でベストの状態にできるが、最初のうちは、カットしすぎたりするので複数本手元においてカットしていくのがよい。もったいないが100円なので3~4本程度毎回購入しています。
あとバネの金属のところも捨てずに、逆向きにしてバネに装着。金属のキャップみたいなのがあれば、カットしすぎてもある程度はバネの反発力を維持してくれるのが嬉しい。あとバネの消耗も多少は抑える効果があるようです。
【手順2:「ゼブラ ジェルボールペン JF0.7」の調整】
バネが終わると、「ゼブラ ジェルボールペン JF0.7」の先端にセロハンテープをちょっとだけ巻く作業に。
「ゼブラ ジェルボールペン JF0.7」をそのまま使用しても特段問題はないのですが、少しラミーのボールペンの出口が広いようで、場合によってはスカスカ感があるので、セロハンテープで気持ち先端を太くします。
先端の軸をセロハンテープで半周程度巻けば完成。(1周巻いてしまうと、今度は若干、ボールペンの先端が出口より太くなってしまい、ひっかかかりが生じます。
ただこちらはセロハンテープなので何度失敗してもベストの状態に再調整できるのでけっこういい加減にやっています。
【その後】
「ゼブラ ジェルボールペン JF0.7」に入れ替えてからだいたい3週間程度でインクがなくなってしまいます。
(とはいえ会社ではこの芯しか使っていないので、当たり前といえば当たり前だが)。
ほぼ最後までインクの出は悪くなく、書き心地もそこまで失われないので、お得。少なくともラミーの正規の芯だともっとなくなるのが早かった気もしますし、なによりラミーの正規の芯は600円くらいするのであまり頻繁には使えないですが、「ゼブラ ジェルボールペン JF0.7」は1本90円弱なので気にせずガンガン使用できます。
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