信長軍の司令官 武将達の出世競争/谷口克広 著
谷口克広氏著の信長軍の司令官 武将達の出世競争を読みました。
武将の出世競争というよりか、織田信長が尾張統一頃からの信長傘下の軍事編成、武将達の所属編成の歴史といった本。
後半は明智光秀や柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀(実は柴田勝家と並ぶというよりは、途中で出世は頭うちだったらしいです)といった有名な武将の話。
方面軍の敵も武田勝頼、上杉謙信といった有名な戦国大名。
前半は尾張統一や美濃への侵攻なので、意外と知らない名前が出てきて面白い。
本の性質上、織田信長の名跡をなぞる形にはなりますが、本能寺の変の前に、畿内方面軍の明智光秀の説明であっさり終わったのは少し尻すぼみな感じもしました。
戦国時代の出世競争に比べると、JTCでの出世競争は軽いもんだ。
戦国時代という明らかに勝敗の分かる戦争・戦闘で評価される軍司令官達。
評価基準が不明瞭なJTCサラリーマン。
果たしてどちらが幸せなんだろう。
論語/吉川幸次郎監修
ビジネスマンとして教養を身に着けようと思い、論語に挑戦。
ビジネス書等を最初は読もうかなと思っていたのですが、実践的なビジネス書よりも、所謂、古典を読んで、教養あるビジネスマンになれればとの思いから。
この前、魯迅を読んだことや、三国志も好きなので、まずは中国の古典で代表的なものである論語を読んでみようという事で論語にチャレンジしてみました。
論語の入門書等から読めばよかったのですが、結構ガチの本である「吉川幸次郎監修の論語」を読み始めました。
吉川幸次郎氏は1904年生まれで、戦前から活躍されている中国文学者であり、初版が1978年の本のため、そもそも論語どころが注釈の日本語も少し難しく、3週間程かかって、上中下の上の半分くらいまでしか読めず。
初志貫徹して、論語を最後まで読むのか、あきらめて、もっと初心者向けの論語を読むのか少し悩んでいます。
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