「会社以外のステージで手を動かし、自分の力で稼いでみたい」 多肉植物の副業で、手間暇かけた割に月収764円という厳しい現実に直面した私が次に目をつけたのは、空前のブームに沸くメダカの繁殖・販売でした。
JTC(伝統的大企業)での「万年係長」という停滞感。同期が管理職として活躍する会議の事務局を務める惨めさから逃れるため、私は朝活の時間をメダカに捧げることに決めたのです。しかし、100匹の繁殖に成功し、明るい兆しが見えた矢先に訪れたのは、「全滅」と「盗難」というあまりに過酷な結末でした。
この記事では、私が実際に辿った購入ルートや構築した飼育環境、そしてそこにあった致命的な「罠」について詳しく公開します。
【導入】多肉植物の失敗を経て、「命のストックビジネス」メダカへ
私の副業への挑戦は、決して順風満帆ではありませんでした。メルカリやラクマでの多肉植物販売は、梱包や発送の手間の割に利益が薄い「レッドオーシャン」であることを痛感したからです。
そこで、驚異的な繁殖力を持つメダカに可能性を見出しました。
購入ルートの選定:まずは種親を確保するため、ヤフオクやジモティーでのリサーチから始めました。高級品種に惹かれる心を抑え、まずは確実に増やせる「丈夫な個体」を近隣の愛好家から譲り受けるところからスタートしたのです。

ペットショップ等よりも安価で購入できてお勧めです。
※当初はメダカの相場が分からず品種選びに躓きましたが、まずは素人でも知っているメダカ人気の立役者「楊貴妃」で繁殖に挑戦することに決定。品種によっては高単価で販売できるものもあったため、事前に相場を確認することが重要だと痛感しました。
<楽に購入もそこまで値段は高くないのでお勧め>
【環境整備】「屋外飼育」という名の戦場を整える
「朝活の代わりにメダカの世話をする」と決め、自宅の限られたスペースに飼育環境を構築しました。
毎朝のルーティン:出社前の貴重な時間を使い、餌やりと水質のチェックを行う。この時間は、会社での「お偉いさんが集まる会議の事務局」としての自分を忘れさせてくれる唯一の救いでした。
容器の設置:屋外での多頭飼育を前提に、ホームセンターで購入したプラ舟(トロ舟)やNVボックスを並べました。
水質の管理:カルキ抜きをした水道水に、バクテリアを定着させるための底砂、そして稚魚(針子)の隠れ家となるマツモやホテイアオイを投入。
<「初心者が屋外飼育で最も失敗するのは『水温・水質の急変』です。私が最初に揃えるべきだった、管理を劇的に楽にするアイテムを紹介します>

※メダカ繁殖2年目の様子であり、当初のセッティングとは異なります。
【成功】100匹繁殖の喜びを打ち砕いた「屋外飼育の罠」
飼育環境を整え、丹精込めて世話をした結果、メダカたちは順調に産卵し、気づけば100匹を超える稚魚が泳ぐまでになりました。しかし、ここから「屋外飼育の罠」が牙を剥きます。
- 夏の猛暑:想定以上の直射日光で容器の水は「お湯」になり、生命を蝕みました。
- 天敵の侵入:防護網の隙間を突いたヤゴや鳥による捕食。
- 水質悪化:急なゲリラ豪雨によるPHの急変。
これらへの対策が甘かったことで、私の「資産」である100匹は、ある日突然全滅という悲劇を迎えました。
<夏の猛暑について>
最初は家にあった100均の透明なプラスチック水槽を庭(土)に直置きしました。その結果、夏前の猛暑で水温が上がりすぎ、購入した楊貴妃メダカが弱って亡くなってしまいました。手を付けてみると、水は結構なお湯になっていたのです。
(改善点)
1. 水槽をジェックスの黒い専門容器に変更。
2. 容器を土の上に直置きせず、レンガを下にかませて少し浮かせることで、地熱の影響を軽減。
3. 小さな簾を設置して日陰を作り、水草(ホテイアオイが中心)を浮かべて直射日光を避ける工夫をしました。
<繁殖について>
卵床は必須と考え、市販品を購入しつつ、それを参考にスポンジで自作。産卵床についた卵は、ダイソーで購入した水槽でふ化させました。
【絶望】「盗難」という名の、人間の悪意に直面して
全滅の危機を辛うじて免れた生き残りに最後の望みをかけていた矢先、追い打ちをかけるように起きたのが盗難事件です。 朝、いつものように容器を覗くと、大切に選別していた親個体や珍しい品種のメダカが、網ですくわれて消えていました。
会社で同期に抜かされる惨めさに加え、自宅という聖域さえも汚された感覚。人間の悪意は、ただの「屋外ネット」では防げないことを思い知りました。
<「盗まれてからでは遅い。屋外での副業は『自分の資産を自分で守る』覚悟が必要です。私が導入した、スマホで24時間監視できる防犯システムです」>
失敗さえも「生存戦略」のコンテンツにする
私のメダカ副業は、100匹を失うという形で幕を閉じました。 しかし、この経験をブログに書き、発信することで、私は「会社という組織以外の自分の居場所」を確保しています。
JTCでの評価もうつ病での休職も、そしてメダカの全滅さえも、20年後の自分から見ればすべては「誤差の範囲」です。
<「メダカ販売のコツをプロに聞く、あるいは販売用のショップロゴを作るなど、次の『本気』を支えるサービス>



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