【ガスト実食】1,000円ちょっとで救われる魂がある。40代サラリーマンが「大人のお子様ランチ」を食べて流した、生存戦略としての涙

【心の特効薬】40代の胃袋を掴む「背徳」と「癒やし」のグルメ

 JTC(伝統的大企業)という名の巨大なシステムの中で、日々「万年係長」という看板を背負い、お偉いさんの会議事務局で神経をすり減らしている私。

 同期が次々と管理職になり、社内報で経営計画を熱っぽく語る姿を横目に、窓際のデスクで「自分の人生はこれで良かったのか」と自問自答する40代にとって、ランチタイムは単なる栄養補給ではありません。それは、組織に奪われた「自分自身」を取り戻すための、もっとも身近な生存戦略です。

 今回、私が救いを求めて駆け込んだのは、ファミリーレストランの雄、ガスト。そこで出会った「大人のお子様ランチ」は、ルサンチマン(嫉妬心)に塗れた私の心を、一瞬で小学生のあの頃へと引き戻してくれました。

組織の論理を脱ぎ捨て、「少年の心」を買い戻す

 なぜ今、あえて「お子様ランチ」なのか。 それは、組織の階段を登ることに疲れ、白旗を上げた「敗者の知恵」でもあります。

 ガストの「大人のお子様ランチ」は、エビフライ、チーズインハンバーグ、海老グラタン、ピラフ、サラダという、かつて私たちが夢見たオールスターが集結した一皿です。

 小学生の「未来は無限だ」と信じていたころの輝き、その後のうつ病を経験し、出世競争から脱落した今だからこそ、この「茶色い宝箱」がなおさら魅力的に見えるのかもしれません。  

【実食レビュー】タルタルとチーズが奏でる「背徳」のアンサンブル

 運ばれてきた皿を前に、私は思わず息を呑みました。

圧倒的な存在感のエビフライ

 まず目を引くのは、想像以上に大きなエビフライです。 ガストこだわりのタルタルソースがたっぷりとかけられ、サクサクの衣とプリプリの身が、噛むたびに組織でのストレスを弾き飛ばしてくれます。このタルタルソースのジャンキーな旨味こそ、40代の胃袋が求めている「背徳」そのものです。

安定の「チーズINハンバーグ」

そして、ガストの代名詞とも言えるチーズINハンバーグ。 箸を入れた瞬間に溢れ出すトロトロのチーズ。ハンバーグをピラフに乗せて食べる「ハンバーグ on ピラフ」は、炭水化物と脂質の暴力的なまでのコラボレーション。

海老グラタンとサラダの絶妙な距離感

 少し小さめながらも、プリプリの海老が主張するグラタン。

 そして、濃い味付けの合間に挟む、ドレッシングの美味しいサラダ。

 このバランスの良さが、ファミレス界のベテランであるガストの底力を感じさせます。

「今日、ガストへ行く元気すらない……」というあなたへ。 自宅の冷凍庫にこれがストックされているだけで、JTCでの戦いは格段に楽になります。>


【深掘り】インターネット情報から読み解く「ガスト」の戦略

 最近のガストは、かつての「ファミリー向け」から、「一人飯・一人飲み・ちょい食べ」をターゲットにした戦略へと大きく舵を切っています。

 ネット上の口コミを分析すると、この「大人のお子様ランチ」は、単なる懐古趣味ではなく、「一度に少しずつ、好きなものを食べたい」という現代人の欲求、特に自分のハンドルを自分で握りたいという欲求に答えているようです。

 ファミリーでわいわいと楽しむ場から、一人で好きなものを楽しむ場への変換。ファミレス業界もJTCも同じなんだと感じました。

 課長がお誕生日席に座り、課員の座る席は固定から、いわゆるフリーアドレスへ。家族から個人への変換。昭和末期・平成からの流れは完全に定着したのだなぁとファミレスで一人ランチを食べながら感じました。

「今の組織での評価に、一生付き合う必要はありません」 ガストで食事をしながら、ふと外の世界を覗いてみませんか。会社以外のモノサシを持つことは、最大の防御になります>

まとめ|ガストは40代の「精神的シェルター」

今回、改めて確信したのは、ガストは単なる飲食店ではなく、組織に疲れた40代のための「精神的シェルター」だということです。

  • 色々少しずつ楽しめる満足感
  • 1,000円台で完結する高いコスパ
  • 「少年の心」を思い出させるメニュー構成

明日、また理不尽な会議が待っているかもしれません。 でも、大丈夫。お腹が空いたらガストへ行けばいい。

1,000円ちょっとを支払い、ガストのテーブルでハンバーグをピラフに乗せているその瞬間、誰の目も気にしなくていい、自由な「一人」の人間になるのだ。

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