新しい職場に赴任して2週間弱。
落ちぶれた主任として赴任した私に、業務の個別引継ぎ等もなく、「こうかな~」と失敗しながら、恐る恐る業務を行う毎日。
新入社員の人にはおそらくどのような職場でも、教育係的な先輩が色々教えてくれると思いますが、暗黙知の職場のルールまでは教えてくれない場合があると思います。
そのような方にも参考になればいいなと思い記載しました。
新しい職場のルールがわからない
出世競争から落ちぶれた私は、同期が課長クラス・係長クラスに配属されている部署に従来通り係長として赴任。
前の部署では主任としては業務もあり、一応それなりに業務を回していたのですが、新しい部署では、素人同然。
とりあえず、課の総務・庶務を一般職の女性と行うことに(社会人3年目の人が前はやっていたそうです)。
電話の取次ぎも誰が、どの業務をやっているかの細かい所はわからず、課の朝会のリモートでの準備もどうやら前の部署とはやり方が異なるようだ。というものの、落ちぶれた私には誰も教えてくれず、全くわからないまま、なんとか見様見真似でやってきました。
地獄の言葉
当然、失敗もあり、そのたびに一般職の女性や後輩の総合職、ひいては課長から、
「わからないならなぜ聞かないの、聞いてくれればよかったのに」
と言い方はそれぞれですが、言われます。
確かにその通りなのですが、
- わからないところ
- 注意すべきポイント
これがわからないので、聞きようがないというのが正直な所です。
新人は特にそうではないでしょうか?


開き直ってやる!
新人もわからないなら、課長に聞きまくればいいです。
所詮、私は主任。失敗しても責任を取らされるわけではなく、せいぜい叱責程度。
新入社員は絶対に責任を取らされることはないので、細かいところまで一つずつ聞いていけばいいです。
いきなりテレワークと言われても・・・
4月の第二週からはテレワーク。実質、4月1日、2日の2営業日しか新しい職場には行っていません。ある程度、仕事に慣れていれば、テレワークでも十分に仕事ができると思いますが、今の私にテレワークと言われても・・・。
新入社員の人も研修はテレワーク研修のうえ、新しい職場に赴任後もいきなりテレワークという方もいると思います。
何をすればいいのか、全くわかりませんよね・・・。


テレワークかよ。
「会社に行きたくない」と口に出していましたが、よく考えると会社に行っていないですね(笑)
テレワーク中にわかることだけやってみた
テレワーク中は、本当に何をやっていいのかわからないので、わかることだけやっていました。空いた時間に読書をしていましたが、特段、問題は発生せず。
本当に忙しい、あれをやって欲しい場合は、課長から電話が来て、具体的な指示がありました。

新入社員でいきなりテレワークの人も、無理して焦らず、わかることだけ、明確に指示されたことだけやっていればいいです。
(意識超低い系ですが)
本当に必要な場合は、上司から電話なり、具体的な指示がされます。
職場の因習・慣習について
会社にはそれぞれマニュアルとか手続とか手引きが整備されていると思います(特に大企業)。とはいうものの、支社毎、部署毎に暗黙のルール・やり方があり、それが転勤族、異動者を苦しめます(新入社員も)。
前からずっとこのやり方でやってきたとかいう古臭い因習・ならわしの一環なのですが、実は、この因習・ならわしは人類の叡智の一つであったというネタ。
昔、少年ジャンプで「封神演義」という漫画がありました。るろうに剣心とほぼ同時期に連載されていた漫画で、ドラゴンボール、幽遊白書等が終わり、ワンピース、ナルトが連載される前のジャンプ暗黒期を支えた漫画です。
「封神演義」の感想・内容は別に記載したく思いますが、骨子は中国の古代王朝の「殷」から「周」への王朝の交代劇。
殷に周が勝利するとともに、それまで人間と同居していた仙人は封神されるか仙人界へ戻り、人間界には仙人や妖怪はいなくなったというのが最終的な決着の話です。
2021年、連載開始25周年を迎える封神演義。
2018年には完全新作の封神演義外伝が出版されてます。
藤崎先生は当時ヤングジャンプで銀河英雄伝説を執筆中だったため、短期集中連載ということで5話描いてくださる予定でした。しかしファンのためにスケジュールギリギリの7話まで描いてくださいました。7話とはいえめちゃくちゃ濃い内容となっています。リアルタイムで追えて本当にうれしかった。
ファン大好き、断崖絶壁今何処と封神大全の完全版も収録。
最近ではミュージカル化もしており、こちらのミュージカルは往年のファンも納得の出来で原作を忠実に再現したもの。最低2回は生の舞台を観覧すべき作品となっています。
2019年に2作目の公演があったのですが、1作目は四聖、2作目は魔家四将から趙公明のところまでいきました。3作目はまだ発表されてないけど仙界大戦かな。
今の時代、プロジェクションマッピングとかいろいろありますが、そういうのを使わず全てアナログで表現してあり、本当に圧巻の舞台です。
1作目を観る前は、四不象は動物園からカバを連れてくるのかなと思っていたのですが、そんなことはなかった(あたりまえ)。太公望をはじめ、あの登場人物たちが六本木に本当に存在しているのだと感動しました。
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2作目は宝貝戦が多かったですが、それがどうなっているのか…ぜひご自身の目で確かめてみてください。役者さんのコロナへの感染が確認されたため、初日の1公演のみという奇跡の公演となりました。
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殷と周の違い 因習・ならわしとの関係は
封神演義は、古代中国の「物語」ではありますが、封神演義の結末である「人間界」から「仙人・妖怪」がいなくなったというのは殷と周の政治体制の変化を如実に表しています。
殷は、神権政治であり、殷王は古代エジプトのファラオのように「神」もしくは「神の子」であり、政治も卑弥呼のように「まじない」、「うらない」にて神の意見を聞くというものでした。
一方、周は封建国家であり、周王は各諸侯に領地を認める代わりに各諸侯に忠誠を従わせるという形であり、政治も「これまではこうしてきたから」、「従来はこのようにやってきたから」、「昔からのやり方はこうだったから」という慣習・ならわしに沿って行われていました。
ならわし・慣習・因習というととても古臭いイメージですが、まじないやら例えば古代卑弥呼のように亀の甲羅を割って、その割れ目が右だからこうするといったまじないに比べるとかなり先進的です。
誰もが暗黙の了解で納得している通りに政治が行われるので、まじない等に比べ、納得感があったようです。
周の政治(ならわし・慣習)はどうなった
周の政治は、ならわし・慣習に基づいているため、同じ価値観を持った人間同士では通用はしましたが、同じ価値観を持っていない人間、その慣習を知らない人間には冷たいものでした(まさしく今の私と同じ)。
ならわし・慣習を「文字」に落とし、明確化したものが「法」となり、秦の始皇帝は「法の政治」(法家)を行い、天下を統一し、法が厳しすぎ、秦は滅びました。
一方、孔子は、周の時代の政治を理想化し、「昔は年寄りをならわしとして敬っていた」、「後輩は先輩を敬っていた」というような「法」ではない「ならわし」・「慣習」を「儒教」としてまとめ上げました。
まとめ

新入社員の皆さん、会社・職場の暗黙のルールはいずれ身に付きます。
マニュアル化されていない慣習・因習はとても困りますが、課長が占いで業務を決めないだけマシだと思い頑張りましょう。

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