今更ながら、鬼滅の刃の漫画を電子書籍で全23巻読んでみました。
鬼滅の刃は、世間ではかなり有名ですが、読んだことがありませんでした。
というか鬼滅の刃の映画が公開される直前の21年9月くらいまで、名前は聞いたことはあるけどなぁ、なんか流行っているのかな程度の認識くらいしかありませんでした。
映画化されたときに一度読んでみましたが、改めてこのゴールデンウークに全巻読み直してみました。
読んだ感想は以下のとおり。アラフォーのおっさんの感想です。
絵柄が結構、今風?ではなく、ジョジョとか一昔前の絵柄のように感じた
これはディスっているのではなく、最近の漫画の絵柄とは異なるなぁといった単なる感想です。
ジョジョとか北斗の拳のような少し古めの劇画調の雰囲気がかすかにある気がします。特に扉絵の登場人物紹介のあたり。
鬼の背景、鬼になった背景がどれも泣ける。
黒死牟(こくしぼう)や猗窩座(あかざ)、堕姫(だき)・妓夫太郎だけでなく、十二鬼月ですらない、朱紗丸の最期の「まり・まり・遊ぼ」は悲しい。
やっぱり黒死牟の弟縁壱への思いは悲しい
黒死牟の弟縁壱への嫉妬・善望といった感情と虚しさ。黒死牟の最期の首の弱点を克服した後の姿を見た絶望と諦めといった様子は泣けます。
中島敦の山月記にも通じる人間の悲しさなのかもしれません
終わり方が綺麗
私が子供の頃のジャンプ漫画はドラゴンボールのように引き延ばしが普通でありました。
最近の漫画は引き延ばしがないのかもしれませんが、鬼滅の刃は、終わり方が綺麗だなと思いました。
修行⇒血鬼術を使う名のある鬼や下弦落ちの鬼(ブリーチでもエスパーダ落ちとかいましたね)⇒下弦の鬼⇒上弦の鬼の下位⇒力を合わせた総力戦⇒戦後の未来という綺麗なストーリーになっていると思いました。
引き延ばそうと思えば、いつまでも引き延ばせそうな気もしますが、それがなくてよかった。
こんな綺麗に引き延ばしもなく終わったジャンプの漫画って、藤崎竜の封神演義以来な気がします。
藤崎竜の封神演義も原作があるとはいえ、当時のジャンプ漫画にしては綺麗に終わっていた気がします。
鬼滅の刃面白かったです。
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