【懐古】センター試験720点の栄光から20年。40代サラリーマンが辿り着いた「人生は誤差の範囲」という真理

【等身大の再起】失敗から学ぶ、40代からの「自分らしい」暮らし方
概要

 「あの頃の自分が、今の私を見たらどう思うだろうか」

 大学入学共通テストの季節になると、そんな思いが頭をよぎります。 私の高校時代、それは「センター試験」と呼ばれていました。 当時の私は、自己採点で800点満点中720点超を叩き出し、まさに人生の絶頂期にいました。国語は古文以外満点の180点台、世界史は1問ミス、数学も生物も80点台。入学する大学が人生のすべてを決めると、純粋に信じていたのです。

 しかし、旧帝国大学を卒業し、優良企業で「出世コース」を歩んでいたはずの私は今、同期から一周遅れた「万年係長」として組織の端っこにいます。 20年の月日を経て、かつての「神童」が辿り着いた、学歴と人生に関する残酷で、かつ救いのある真実をお話しします。

20年前の記憶:スマホのない時代の「自己採点」と先生の言葉

 当時は今のようにスマホで即座に解答を確認できる時代ではありませんでした。試験の帰り道に友人と「あそこ何て書いた?」と答え合わせをしては、一喜一憂したものです。

翌日、学校で配られる予備校の号外や新聞の解答速報を食い入るように見つめ、一喜一憂しながら自己採点したあの独特の緊張感。私の結果は、800点満点中720点前後という、当時の自分にとっては「人生の勝利」を確信させるものでした。

  • 国語:古文以外はほぼ満点の180点台
  • 数学IA・IIB:苦手ながらも80点台を死守
  • 世界史:わずか1問ミス
  • 生物80点台

当時の学校の先生たちは、センター試験のことをいまだに「共通一次」と呼んでいました。それを聞いて「古臭いなぁ」と冷ややかに笑っていた生意気な自分が、今や「共通テスト」のことを「センター試験」と呼んでしまう側になったことに、20年という歳月の残酷さを感じます

かめ(夫)
かめ(夫)

 今の時代はスマホで当日に自己採点できるのは凄い便利だな~。

努力だけでは超えられない「天才たち」と「K点超え」

 高校時代、私は世界史が大好きで、模試で満点付近を取るたびに、当時のスキージャンプになぞらえて「K点超え」とはしゃいでいました。しかし、上には上がいることを思い知らされたのもこの時期です。

  • 「世界史が一番苦手」と嘆くA君:彼にとっての「苦手」は、どうしても1〜2問ミスしてしまうこと。私にとっての最高到達点が、彼にとっては最低ライン。彼はその後、東大法学部を経て弁護士になりました。
  • 数学を20分で解き終えて寝るB君:京大医学部に進んだ彼は、「問題を見たらすぐ答えが出る。書く時間以外はやることがないから寝ている」と言い放ちました。彼はそのまま医者へ。
かめ(夫)
かめ(夫)

 私の得意科目の取得点数が、彼にとっては苦手科目で満点取れないのが悩みなんだ・・・。

B君
B君

 問題見たらすぐ答えが出てくるから、答えを書く時間で20分くらいかかったら後は特に試験中やることがないから寝ている。

ベジータが言った「努力だけではどうやっても超えられない壁」。それを18歳で突きつけられたことは、今思えば健全な挫折だったのかもしれません。

かめ(夫)
かめ(夫)

ベジータが言っていた「努力だけではどうやっても超えられない壁」とはこのことだったんやな。

<「社会に出ればテストのような正解はありませんが、歴史上の天才たちから『組織の不条理』を学ぶことはできます。私が万年平社員の今、救われているのがこの一冊です」>

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社会に出れば「同じモノサシ」は消滅する

 受験が素晴らしいのは、全員が「全く同じモノサシ」で平等に評価される点です。しかし、一歩社会に出れば、そのようなルールは存在しません。

いい大学に入った友人は、確かにお金に困らないアッパーミドル以上の生活をしているのは事実です。しかし、就職してしまえば東大も早稲田も、仕事の実績の前ではその差は急速に縮まります。むしろ、「いい大学を出たこと」が人生のピークになってしまい、その後の変化に対応できずに苦しむ私のようなおじさんが大量発生するのも、また一つの真実なのです。

「人生全体で見れば、すべては誤差の範囲」

 私が今、会社での評価に絶望し、うつ病による休職を経験し、後輩に追い越されながらも心を保っていられるのは、一つの確信があるからです。

 それは、「高校3年間なり大学受験に費やした時間・努力は決して無駄にならないが、その結果自体は人生全体から見れば『誤差の範囲』に過ぎない」ということです。

 現役か浪人か、どの大学に入ったか。20年経てば、それは人生という長い航路における小さな揺れに過ぎません。会社での出世も同様です。不条理に押しつぶされそうになったら、一度白旗を上げて「会社以外のステージ」で手を動かしてみてください

<「もし今の組織で『一度レールを外れたら終わりだ』と絶望しているなら、外の世界で自分の市場価値を確認してみるのも一つの生存戦略です>

自分だけの「モノサシ」で生存する

共通テストで人生は決まりません。そして、会社での出世でも人生は決まりません。 「捲土重来を図るには年がいきすぎ、社内ニートになるには若すぎる」。 そんな中途半端な世代の私たちがやるべきことは、会社が用意したモノサシを捨て、「自分を労うための小さな習慣」を取り戻すことです。

お気に入りのLAMYのペンを手に取り、朝のモーニングページで心を整える。美味しいものを食べ、家族と笑う。そんな「誤差の範囲」ではない確かな幸せを積み上げて、今日もしぶとく生き抜きましょう。


 

 

コメント

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