「小学生になったのに、プールで水に顔をつけられない」
子どもが小学生になると、水泳の授業も少しずつ本格的になります。周りの子が泳ぎの練習へ進んでいるのに、まだ水に顔をつけることが苦手だと、親としては少し心配になります。
でも、「水が怖いから」と決めつけるのではなく、何ができないのかを一つずつ確認してみることが大切だと感じました。
今回は実際に試してみた、洗面器を使って自宅で少しずつ水に慣れる方法を紹介します。
プールで水に顔をつけられない
小学校の水泳授業では、水に慣れる練習から始まり、少しずつ「けのび」など次の段階へ進んでいきます。以前、水泳教室へ通わせてみたこともありましたが、当時は水を怖がってしまい、無理に続ける必要はないと考えて退会しました。
「もう少し大きくなれば自然にできるようになるだろう」
そう考えていたのですが、日常生活では洗髪や入浴には特に問題がなくても、プールで水に顔をつけることには抵抗があるという状態が続きました。
そこで、いきなりプールで何度も練習させるのではなく、「なぜ顔を水につけることが難しいのか」を考えてみることにしました。
まずは「どこでつまずいているのか」を確認する
「水に顔をつけられない」といっても、原因は一つとは限りません。
よく話を聞きながら実際に動きを確認してみると、
- 息を吸うタイミングがわからない
- いつ息を止めればいいのかわからない
- 水から顔を出してから、いつ息をすればいいのかわからない
- 一連の動作をどうつなげればいいのかわからない
など、本人にとっては具体的に「わからない部分」がある可能性があります。大人にとっては無意識にできることなので、「水に顔をつけて息を止めるだけ」と思ってしまいがちです。
でも、子どもにとってはそうではないのかもしれません。
「怖がっているからできない」と考えるだけではなく、動作を一つずつ分解してみることにしました。
まずは水を使わずにシミュレーション
いきなりプールや洗面器に顔を入れるのではなく、最初は水を使わずに練習しました。
「ここで息を吸う」
「ここで息を止める」
「顔を上げてから息をする」
というように、一連の動きを一つずつ確認します。
ある程度イメージできるようになったところで、洗面器に水を張って実際に挑戦してみました。
洗面器で少しずつ水に慣れる
最初から顔全体を水につける必要はありません。
まずは顔が少し水に触れる程度から始めました。
大切にしたのは、できた部分をきちんと認めることです。
「ちゃんと息を止められたね」
「さっきより水に顔を近づけられたね」
と、できたことを具体的に伝えます。
最初から完璧にできることを求めるのではなく、少しでもできたことを成功として扱いました。すると、練習に対する抵抗感も少しずつ小さくなっていきました。
水泳教室などでも、水慣れから顔つけ、潜る、呼吸、浮く、けのびと段階を踏んで練習する方法が採られています。
家庭で練習するときも、いきなり「顔を全部つけよう」とするのではなく、できるところから少しずつ進めるのがよいと思います。
ゴーグルを使ってみるのも一つの方法
「水に顔をつけるのが嫌」という場合、目に水が入ることへの抵抗感が影響していることも考えられます。
そんな場合は、子ども用のスイミングゴーグルを試してみるのも一つの方法です。
ただし、ゴーグルを使えば必ず水への恐怖心がなくなるわけではありません。無理に着けさせるのではなく、本人が「これならやってみようかな」と思える選択肢の一つとして考えるのがよいでしょう。
水泳の授業やプールで使うなら、子どもの顔に合ったジュニア用ゴーグルを選びましょう。
無理に練習させないことも大切
子ども自身が「もうできる年齢なのに」と感じていると、簡単な練習をすること自体を恥ずかしいと思う場合もあります。
親としては、
「できないんだから練習しなさい」
と言いたくなりますが、それでは余計に嫌になってしまうこともあります。
そこで、本人が何を嫌がっているのか、どこが難しいのかを聞きながら、できる範囲から始めるようにしました。
子どもの自尊心を傷つけずに進めることも、練習を続けるためには大切なのだと思います。
「できた」という小さな成功体験を作る
今回特に感じたのは、小さな成功体験の大切さです。
顔全部を水につけられなくても、
「水に顔を近づけられた」
「息を止められた」
「少しだけ顔を水につけられた」
というように、できたことを一つずつ積み重ねていきます。
そして、できたときにはしっかり褒める。
一度「できた」と感じると、次の練習への心理的なハードルも下がっていきます。親から見れば小さな一歩でも、子どもにとっては大きな成功なのかもしれません。
それでも難しい場合は無理をしない
家庭で何度か試してもうまくいかない場合は、無理に練習を続ける必要はないと思います。水泳教室などでは、水に顔をつけることが苦手な人を対象にした「水慣れ」から始める初心者向けクラスもあります。
親子だけで練習すると、お互いに焦ってしまうこともあります。
「どうしてできないの?」
となるくらいなら、いったん練習を休んだり、専門の指導者に任せたりするのも選択肢です。
子どものペースに合わせて進めることを優先したいところです。
まとめ|水に顔をつけられないときは原因を一つずつ確認してみる
小学生になっても水に顔をつけられないと、「水泳の授業は大丈夫かな?」と心配になるかもしれません。
今回試してみて感じたポイントは、
- なぜ水に顔をつけられないのか話を聞く
- 「息を吸う・止める・吐く」など動作を分解する
- 水を使わずにシミュレーションする
- 洗面器を使って少しずつ練習する
- 必要ならゴーグルを試してみる
- できたことを具体的に褒める
- 無理に練習させない
ということでした。
単純に「水が怖い」と思っていても、実は「息を止めるタイミングがわからない」など、別のところでつまずいていることもあります。
子どもの話を聞きながら、「どこが難しいのか」を一緒に探してみることが大切だと感じました。
焦らず、できることから一つずつ。
水泳に限らず、子どもが何かにつまずいたときにも大切にしたい考え方です。


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