門田泰明著の黒豹全集の中から、「皇帝陛下の黒豹」を読んだ。
黒豹全集とは、特命武装検事の「黒木豹介」が、国内外のテロ・戦争等を解決する仮想戦記。
主人公の黒木豹介は、日本政府から殺しのライセンスを授与されており、徒手空拳戦闘、銃火器戦闘の達人であり、またF15戦闘機や武装ヘリ等の操縦もマスターしているスーパーマン。
黒木豹介はモテモテであり、黒木豹介を略し、世界中の情報機関からは「黒豹」として恐れられている男。
とまぁ仮想戦記というかおっさんのなろう小説に近い小説。
1990年代前後に出版された黒木豹介の各シリーズを略して黒豹シリーズという。
その中から今回は、巻数が1巻で終わる「皇帝陛下の黒豹」を読んでみました。
あらすじは欧州の皇帝専制の小国家ギリスロンの若き美貌の女性皇帝(セーラー皇帝)が日本との1兆円の経済借款を極秘裏に締結するために極秘裏に来日。
そんな中、セーラー皇帝の母国ではクーデターが発生し、セーラー皇帝の命が日本で狙われることに。
黒豹こと黒木豹介はセーラー皇帝の護衛として各暗殺者からセーラー皇帝を護衛するストーリー。
セーラー皇帝は26歳の若き美貌の女性であり、本書のあらゆるところで豊満な胸の表現が散見される。当然セーラー皇帝はスマートな護衛である黒木豹介に恋に落ち・・・。
というおっさんの夢をかなえてくれる小説。
1990年頃に書かれた小説のため、日本の経済力・技術力はアメリカも善望するといった内容(CIAも出てきます)であり、時代の変遷を感じる。
暗殺者との戦い(徒手空拳・銃撃戦)の場面描写は素晴らしく、頭の中に光景がすぐに思い浮かびます(当然、黒木豹介は勝ちます)。
闘い・軍事・若き美女との逃避行というおっさんの夢と希望を載せた1冊。頭を使わなくてよいのでざ~と読み進めることができ読後の爽快感、自己満足感に浸れるので疲れている時にお勧めの1冊。
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