幻冬舎の箕輪厚介氏の著作「死ぬこと以外はかすり傷」。
イケイケの編集者の著作を万年平社員(窓際族)の私がふと気になり手に取って読んでみた感想。
著者の冒頭の破天荒なエピソードにやはりこの人とは違うんだと線引きしながらも徐々に読み進むにつれ、著者の努力・挫折等では折れない(というより失敗を失敗ととらえない)心に惹かれていくのも事実。
質より量、失敗しても気にするな、とにかくがむしゃらに働け、まずは行動!といった著者のメッセージは、挫折続きの鬱屈した中年サラリーマンが読んでいても気持ちの良い物でした。
箕輪氏の当初の印象
箕輪厚介氏は、ホリエモン、西野 亮廣あたりとよくYouTubeで絡んでいるチャラい編集者のイメージしかありませんでした。
数年前にオンラインサロンが凄い勢いで乱立した時に、「箕輪編集室」を立ち上げたという記事をイケダハヤトかはぁちゅうあたりのブログで見た時から、あまり正直いいイメージはなかったのも事実。
所謂、インフルエンサーとつるんだいけ好かない時代の波に乗った寵児とのイメージ。
捻くれ万年平社員が本著を読んだ感想
箕輪氏は凄い努力と根性があるなと率直に思った。
気後れしそうな有名な相手の懐に飛び込む勇気。しかも単なる蛮勇ではなく、有名な相手の著作・SNS等を暗記するくらいまで読み込む下準備。
相手のキャラによって依頼内容を変える(ホリエモンには最初は軽い依頼しかしない等の工夫)といった頭を使ったアプローチ。
そして何よりまずは手を上げる、挑戦するという心意気。
やはり世間で一流と言われる人は時代の波等ではなく、熱中するくらいの熱量と努力、そのうえで頭を使った工夫をしていると言われてみれば当たり前ながら、なかなか実践できないことが書いてある。
有名になった後もしばらくは埼玉に住んでおり、有名人に呼ばれれば2時間弱かけて東京まですぐいく熱量。それを改善するためにお金の計算等をせずに東京に住む勇気。
その帳尻を合わすための、副業と個人の副業を会社の利益だといって会社に認めさせる工夫。
1日の通勤電車の中で読み終わる程度の分量であり、サクサク読め、読んでいる間は気持ちが軽くなってくるいい本。
この本を読んで何かが変わるわけではなかったが気持ちが少し明るくなりました。
おまけ:chatGPTに感想を書かせてみたところ
死ぬこと以外はかすり傷という著者の哲学、失敗はつきものであり、それらを乗り越えることが大切という著者のメッセージを受け、捻くれたサラリーマンの私は著者の考えに共感。
自分自身の成長のために本著を参考にしながら生きていきたい(要約)みたいな超大作の感想をAIが作ってくれました。
AIさん。。。話が大きくなりすぎてるよ。
そしてなにより私の捻くれ度合を甘く見ているな。
読んでいる間は気分爽快になったけど、本著を参考に生きていく
みたいな立派な心掛けは私にはないよ・・・・(笑)
コメント