副業、独立、会社に頼らない生き方等が認められつつある今、参考になる1冊。今すぐ、独立を考えていない人にもお勧め。独立、退社を性急に勧めるのではなく、足場を固める事等も記載があり、信頼できる1冊です。
本書概要
著者は、吉川英一氏。株式投資から始め、不動産投資へ。アパート経営等で資産を2億円以上増加。
著者は、不動産投資(最初は中古不動産購入→リノベ等→賃貸)で財を成したため、ブログ・アフィリエイト中心に稼ごうと思っている方は留意が必要。
本書で言いたいこと
本書で著者が述べたい事は主に以下の3点に集約されます。
- 株式会社設立は、サラリーマンの副業・個人事業主よりも税制上有利。
- フロー型ビジネスよりもストック型ビジネスが有利
- 野心がないのであれば、一人でできる範囲でボチボチの収益で。
各章の概要・サラリーマン目線での感想
1章 サラリーマンだからこそ社長になれる
- サラリーマンは税金を100%把握されており、税制上不利。(経費算入厳しい)
- 個人事業主・フリーランスも限界がある
- 自分株式会社を設立すれば、経費算入など、上手く税金とお付き合いできる。
→著者は問いかけます。「サラリーマン人生満足していますか?」と。
→またサラリーマンで(就職した)会社で社長になれるのは極わずかな一方、自分株式会社を設立すれば、社長にすぐなれますね。
かめ(夫)
よっしゃ、課長にはなれんかったけど、社長や。
2章 会社に頼らない人生を生きよう
- サラリーマン生活・宮仕えは不満がある
- 転職しても、人から使われるという労働者の立場である限り大なり・小なり不満は残る
- 今は、融資の際の経営者保証等も求められることも少なくなり、起業のハードルは下がっている
かめ(夫)
宮仕えは辛いですよね・・・。
3章 自分株式会社のつくり方
- 最低資本金制度が撤廃され、法人化は容易になったが、定款作成、その他費用はある程度かかる
- 課税所得400万円、売上1,000万円を超えてきたら法人化を検討。
かめ(夫)
最初のうちは、フリーランス等の方がいいのかもしれないですね。
当然、フリーランスでやっていける目途が立つまでの尚早な退職はNGですね。
4章 個人より法人の方が節税メリット大
- 政府の方針は個人は増税(消費税)、法人は減税(法人税)
- 生命保険料も法人化すれば経費化
- 社長の家は法人で買ってもらう
かめ(夫)
自分自身への退職金が「損金」計上できるとは知らなかったです。
5章 法人化によるデメリット
- サラリーマン時代は気にならなかった社会保険料の企業負担分
- 他人を雇用する場合の各種保険(労働保険等)
- 株式会社は決算公告が法令上必要
かめ(夫)
法人化のデメリットで言われてみればと思ったのは
不要なFAX等の勧誘が多くなることでした。
6章 自分株式会社成功の方程式
- 独立起業で成功するにはストック型ビジネスがお勧め
- ストック型ビジネスとフロー型ビジネスの兼業が安定する
- まずは副業からやってみる
かめ(夫)
ストック型ビジネスはまさにブログですね。
副業でフロー型ビジネスのスキルを身に着けるものありかなと思いました。
スキルを身に着けるために、「ココナラ」で練習してみるのもありかも
7章 遊びや趣味を追求すると売り上げは自然と伸びていく
- 趣味でつながった人たちから受注することもあり
かめ(夫)
趣味でつながった場合は、無理に売り込まないでも、相談から受注につながることもあるとのこと。
Twitter等でのゆるい繋がりもいいのかも。
集客・マーケティングはビジネスの胆だしなぁ。
8章 小さくてもいい会社をつくろう
- 本書で繰り返し述べられていることとしてストック型ビジネスの構築はやはり大事
- 原価率の低いビジネスがよい
- 人を雇うと人件費という固定費を抱えるので、一人でできる範囲でやるのがベスト
まとめ
本書で繰り返し強調されている事は以下の3つ
- 法人化は節税効果ありながら、いきなりの退職・法人化はお勧めしない
- ストック型ビジネスの構築が重要
- 法人化しても自分一人でできる範囲で事業を行うのがお勧め
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