【書評】日本軍とドイツ軍/藤井非三四著

うつ病再発防止に向けたサラリーマン生活

図書館で経営や組織論の本を借りようか、歴史ものの本を借りようか、軍事史を借りようか悩んでいた時にふと目に留まった本。

 藤井非三四が著者の「日本軍とドイツ軍」という本。第二次世界大戦での敗戦国である日本とドイツの共通点、違い等をまとめた本。

 種類としては軍事関係の本棚にあったので、歴史書や組織論といった扱いではなく、軍事史の扱いなのだろう。

 当時の資源や植民地、工業生産力、兵器体系、兵器の生産方式といった点から解説が始まり、それぞれの軍隊、参謀本部の歴史、参謀(将官)の育成方法等多岐にわたる分析が記載されていた。

 興味がある分野なので、手に取ってスラスラと一気に読むことはできたが、読後になにか知識がついたかというと正直微妙。読んでいる最中は、そうかそうかと読み進みながら、読み終わったら細かな技術的な記載はすべて忘れてしまうという大失態。

 まぁ、なにか知識をすぐに手に入れる実用書や物語を楽しむ小説とは違う趣味の本なので、そのような読書の楽しみ方もありだろう。

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