老害になりたくないと思いながらも人は気づかないうちに老害になっていくもの。
いい風に歳をとりたいものです。
私は万年平社員ですが、脱管理職後の対照的な2名(どちらも副部長クラス)を紹介し、考察していきたいと思います。
パターン1(パワハラ管理職から見事に頼られる再雇用者へ)
副部長時代は、パワハラで有名だったAさん。部下のBさん(課長)は鬱で休職し、平社員へ。部下のCさん(課長)からも当時の思い出話を延々とされるほどのパワハラだった人。
大企業で有名大学出身者が多い中、高卒出身者。実務にはかなり精通。その効もあり、高卒出身者としてはガラスの天井である副部長に就任。
副部長時代は、(実務に詳しい分)稟議の細かな点を突っ込みまくり、課長や担当者を大きな声で叱責を繰り返す。一方で副部長として判断しないといけない場面、副部長として部長に対して方針原案を示さないといけない場面では、課長に丸投げ。部長の指摘があると、「私も問題だと思っていた」と課長をまた大声で叱責。
副部長として退社後、再雇用として採用。副部長の頃とは打って変わって、いつもにこやかな顔。
担当者が困った事、実務でわからないこと、過去の経緯等を丁寧に教えてくれる好々爺に。
Aさんが副部長時代のことを知らない若手担当者から凄い頼られており、いいお爺さんという扱いになっています。
管理職(マネジメント)ができない人でも実務能力を身に着けると再雇用後に役立つ
パターン2(頼れる管理職から煙たがれる老害に)
有名大学出身でリーダーシップのある副部長であったDさん。役員・部長からは大局が見れていないという厳しい評価もあったようだが、部下の課長・担当者からは頼られていた副部長。
取引先との課長クラスではやりづらい交渉も積極的に前に出てくれる。社内の他の部のめんどくさい副部長から物言いが入った時は積極的に反論し、三遊間を絶対に拾わないでくれた(三遊間を拾わないことが部長・役員からは大局観がないと批判されていたが、部下からするとありがたい副部長だった)。
副部長として退社後、再雇用として採用。実務はあまりそれほど詳しくなく、後々任の副部長に意見したり、他部からの依頼をうちではないと冷たく断ったりを繰り返す。
ただ弊社も縦割りからマトリックス組織になり、他部の依頼をうちではないと断るたびに他部の課長からDさんをどうにかしてくれと苦情が内々に連絡される扱いに。誰もDさんに面と向かって注意できないなか、煙たがれる存在になってしまった。
会社の組織の変化について行けない人は優秀だった管理職でも老害扱いされることになる。また管理職でなくなった後は一兵卒として働く心構えの変化も重要
おまけ(万年平社員から再雇用後もうざがられる最悪のパターン)
万年平社員から再雇用されたEさん。担当者時代から実務もそれほど詳しくなく、再雇用後は雑務を担当することに。
責任を取りたくないという気持ちがつよく、何事も細かく担当者の指示を仰ぐことばかり。自分の頭で考えることを放棄したと陰口をたたかれる。
一方、細かな古い社内ルールには詳しく、オープンチャットで(どうでもいいこと)を本人としては好意のつもりらしいが指摘し、ウザがられている。
若手担当者から今日もEさんは様子がおかしいと馬鹿にされることとも。万年平社員の私の将来の姿を見ているようで辛い。
※飲み会の幹事もしないのに、飲み会ではしゃいで、降格された人に降格理由を聞くのはやめた方がいいと私は思うな・・。
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