【鎌倉観光】40代うつ病経験者が巡る王道&穴場スポット:国宝と迫力の天井画!鶴岡八幡宮から鎌倉五山を歩く歴史探訪モデルコース

40代夫婦の体験談

 今回ご紹介するのは、約10年前、私がまだ30代になったばかりだった2015年頃に、思いつきで決行した鎌倉観光の思い出を、別のブログから復活させた記録です。

 この頃まさに「鬱病サラリーマン生活」の渦中にあり、そんな日常からふと抜け出したくなったのかもしれません。計画性ゼロの思いつき旅でしたが、鶴岡八幡宮から建長寺、円覚寺と鎌倉を代表する歴史的スポットを巡り、心身ともにリフレッシュできた貴重な一日でした。

 当時の記録を元に、現在の情報(2025年時点)を加えて、鎌倉の魅力を再発見するモデルコースをご紹介します。

鎌倉駅に到着:まずは腹ごしらえ(閉店した名店を偲んで)

 「思いつきで鎌倉へ」という旅でしたので、事前にランチのお店を調べることさえしていませんでした。鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ向かう参道をブラブラ歩き、目についたしらす丼屋さんに入りました。それが『利休』です。

 このお店はホンジャマカの石塚英彦さんの写真が飾られており、しらす丼の他にもカレーやラーメンを提供する定食屋でした。驚いたのは、その主な客層です。どうやら小中学生の修学旅行御用達のお店だったようです。

 注文したのは、卵かけしらす丼。価格は小中学生向けということもあり、800円未満と非常にリーズナブルでした。卵を潰して醤油を一回りかけた卵かけしらす丼は、しらすと醤油、そして卵の相性が抜群で非常に美味しかったことを覚えています。何より、小中学生向けというだけあってご飯の量がたっぷりあり、一杯で本当にお腹いっぱいになりました。

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【閉店】かまくらのごはん屋さん りきゅう – 鎌倉/食堂 | 食べログ

 しかしながら、この思い出のお店『利休』は、食べログの情報によれば、1970年の開店から長い間営業を続けていたものの、残念ながら2025年現在は閉店しているとのことです。コロナ禍等の影響があったのかもしれません。当時、何の気なしに食べたあのしらす丼が、今となっては貴重な体験だったのだと感じています。

鶴岡八幡宮までの道:大人の愉しみ

 お腹を満たした後は、参道から鶴岡八幡宮まで歩きながら、さっそく鎌倉ビールを飲み始めました。昼間から飲むビールは格別で、とても飲みやすくて美味しいビールでした。日常の憂鬱なサラリーマン生活から解放された「お昼からのビール」は、何よりの幸せでした。

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 鶴岡八幡宮に到着すると、ちょうど結婚式が行われている場面に遭遇しました。石段を登って八幡宮へお参りを済ませ、鎌倉の中心地を代表する荘厳な雰囲気を味わいました。

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→八幡宮の石段を登りお参り。

歴史探訪の始まり:鎌倉五山へ向かう道

 八幡宮を出た私たちは、建長寺方面へと歩き始めます。歩き始めてすぐの場所で、小腹を満たすためにカレー味のウインナーを購入しました。旅の途中のB級グルメもまた楽しい思い出です。

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 建長寺へと向かう途上、私たちはまず円応寺に立ち寄りました。ここには、あの恐ろしい閻魔大王の像や、冥界の十王の像が祀られており、厳粛な雰囲気に包まれていました。さらに歩を進めると、曹洞宗の開祖である道元の石碑も見ることができました。

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→曹洞宗の開祖道元の石碑あり。

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→円応寺に寄ってみる。閻魔大王や冥界の十王の像あり。

鎌倉五山を巡る:建長寺と円覚寺の迫力

いよいよ、鎌倉五山第一位の名刹である建長寺に到着しました。臨済宗のお寺の中でもかなり大規模で、その威厳に圧倒されます。

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 建長寺は「さすが鎌倉五山一位のお寺」と言えるほどの歴史的な見どころに満ちています。

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 特に印象的だったのが、仏殿の天井に描かれた天上の龍です。その迫力ある姿は、まるで私たちを見下ろしているようでした。

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 また、この寺の門には歴史的な対比が見られます。建長寺のその他建物が、鎌倉時代らしい質実剛健で力強い雰囲気を持っているのに対し、主要な門は江戸時代初期に寄進されたもので、安土桃山時代を思わせる豪華絢爛な雰囲気を持っています。この時代の異なる建築様式の対比を間近で見られるのは、歴史好きにはたまらないポイントです。

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 建長寺を後にし、さらに歩を進めると、目の前には北鎌倉駅が見えてきます。ここに位置するのが、鎌倉五山の第二位である円覚寺です。

円覚寺もまた、建長寺に負けず劣らずの迫力を持っていました。

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こちらも天井には白龍が描かれており、その威容に圧倒されました。

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 そして、円覚寺の最大の見どころの一つが大鐘です。門の東にある石段を登った場所に鎮座しており、これは国宝に指定されている非常に貴重なものです。歴史の重みを感じながら、ゆっくりと境内を散策しました。

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→門の東にある石段を登ると大鐘があり。国宝らしい。

まとめ

 この2015年の鎌倉旅行は、「出世競争から脱落した日常」の中で、ふと思い立った現実逃避であり、心の充電の時間となりました,。しらす丼や鎌倉ビールといったご当地グルメを楽しみつつ、建長寺や円覚寺といった格式高いお寺で歴史に触れることで、日常の悩みから解放されることができました。

 もし今、日常に疲れている方がいれば、私のように計画を立てずとも、鎌倉を訪れてみることをお勧めします。歴史の重みと、美味しいビールが、きっと心を軽くしてくれるでしょう。

 このブログでは、他にも「【40代万年係長の悲哀】若手にバカにされシステム効率化の犠牲に…出世競争から脱落したサラリーマンが虚しい日々を生き抜く方法」など、40代のリアルな体験談や、うつ病再発防止に向けたサラリーマン生活についての記事も公開しています。ぜひ他の記事もご覧ください。


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