初日(2005年6月2日)(京都~桑名)
何を思い立ったか大学のある京都から熱海の温泉へ入ろうと考える。飛行機?もってのほか。新幹線・・ノンノン、十八切符・ありだけど六月はないよ~。そうだ自転車で行こう!ピコーン。
6月2日の深夜僕は翌日の自転車旅行のために準備をするはずが・・・。深夜の中国映画「戦場に咲く花」をみて感動してほとんど眠らず。(馬鹿すぎる)。
しかも朝早く、隣の下宿の兄ちゃんと世間話したので出発したのは午前五時。山中峠(京都~大津間の峠)を超えてるときにすでにあきらめモード全開。
七時ごろ琵琶湖大橋につき、親友に電話。その後国道八号線に出ようとして道に迷う。馬鹿すぎ。素直に最初は彦根→関が原→大垣ルートを通ろうとしたけどなぜかひねくれて拒否。
赤穂浪士の寺坂吉右衛門の墓所を発見。
八号線をみつけてなんとか八日市まで出る。その後桑名にいくために石榑峠を越えようかと悩んだけど13:00だったのでいけると思い、行く。
石榑トンネル近くに名水京の水という湧き水を発見。(でもここは滋賀県)
しかし雨が馬鹿みたいにふりだして、ダムの時点で既にやばい。
なんとかもみじの里松原を超えて、四時ごろ峠を下る(めちゃしんどい)くだりなのにブレーキが壊れ、しかも大雨なのでブレーキ調整を落ち着いてできず、足ブレーキ(靴で速度を抑える)しながら下る。
どうしようもなく、山奥に大雨の中一人という悲しすぎる状況のもと、偶然通りかかった工務店のお兄さんにのっけてもらい、なんとかデンソー期間工向けの旅館に泊めてもらう。この旅行では野宿ですごすと誓った一日目から旅館というしょぼぶり。
寿司屋もやってるみたいでしたが、冷凍マグロでした(残念)
洗濯もでき風呂も独り占め。裸で歌いまくる。ららら~~。
向かいのコインランドリーでずぶぬれの服を乾かす。田舎のマクドで夜食を買っておわり。
2日目(2005年6月3日)(桑名~名古屋~豊田)
「桑名から多度町に出てから、名古屋にいけばいい」と昨日の工務店のお兄さんに教えてもらう。
香取南あたりで友人から飲み会メールがきたがむろんいけず。そこで香取南で道にまよい、木曽川の支流らしき川を渡って油島大橋に行くつもりが・・・・国道258で桑名まできてしまう。
しかも香取南にいく下り坂でブレーキを使いすぎて、ブレーキ調整しようとしたらブレーキが直らず、ペンチが必要に・・・しょんぼり。ペンチがないとブレーキが直せない。とりあえずペンチ売ってそうな場所を探さなければ!
桑名付近ででマイカル桑名の場所をかなり美人の妊婦さんに道をきくがまじで引かれた。そんなに汚い格好だったのか、それとも不審者扱い?ショック!
その後スーパーで百円のペンチを二個も買ってなんとかブレーキを直す。平日に学生がスーパーにいるのは京都では学生街だから普通だけど田舎では相当めずらしく不振らしくマジビキされたよ。
その後名古屋に国道一号線で行く。国道一号線沿いにはいろんなJJみたいな施設とかエロ本屋があって国道一号線沿いに東京にいこうと決意・・・。名古屋に着きまず熱田神宮でおまいり、熱田神宮本体にはけちって5円しか出さなかったのに、熱田神宮の分枝神社みたいなのに間違って500円も出してしまう。がび~ん金の無駄遣いだわわ。単に小銭をしっかり確認してなかっただけ。熱田神宮に五百円ならまだしも、熱田神宮の分枝神社だからね・・・とほほ。
熱田神宮で織田信長が今川義元を撃つときに聞いたという鈴を500円で買う。その後名古屋城に行くが地図上よりも以外と距離があって自転車でも疲れる。名古屋城にいくと観覧料が確か1000円かかるので、諦めた。風呂も入りたかったしね。
その後名古屋駅付近の松坂屋で飯をくう、味噌かけうどんだったかな。名古屋は道が広くてチャリンコを走らせやすい。歩道が広すぎるわ。平日だったのであまり人がいなかったが、夕方あたりから人が増えてきた。
名古屋市役所やテレビ塔等の所謂名古屋の中心部をブラブラ。
名古屋のテレビ塔で女子大生かOLかしらんががんばって~といわれうれしかった。
そして人が増えてきたので豊田市にいこうとおもう、南山短大か中京大かしらんが大学生がイケメンだった。
名古屋のFMを聞いたらなぜかターザン山下がDJしていて少しうれしかった。ただ途中で国道153の道がなくなってしかたなく県道56をいって「平針」までいってもとの国道にもどる。夜になって困ってしまったがなんとか豊田まではいかないと寝る場所が確保できないので頑張って走る。見知らぬ土地で夜は不安です。
途中のジャスコで休む。でかくて夜十一時まであいているらしいのでそこでおればよかったのに、近くの三好公園をテン場にする。地元の小学生とかが剣道とかしていたので怪しまれないようにそっと隠れる。三好池の周りにテン場があるかと3.4キロチャリで走るが無駄だった。悲しい。
寝ようとする直前に携帯の電池がなくなるという大事態に・・・寝ようとするが蚊が多すぎてねれずにこまる。結局深夜三時から四時ごろにあきらめて出発する。追分温泉に向かって走る
宿泊場所:豊田市の側の三好公園。しかし眠れず。さぁ大変。
名古屋観光楽しかったです。名古屋嬢やさしい、名古屋城の入場料高い。
3日目(2005年6月4日)(豊田~豊橋市)
昨日ほぼ三好公園で蚊に悩まされほぼ、徹夜だったので、なんとか眠気を我慢して豊田市までいく。
豊田市で寝る場所をさがそうとするが諦める。世界のトヨタのお膝元には何もない。がび~ん。途中で卵の自販機で300円で卵10個買う。卵を生で食べまくる。できれば醤油が欲しかったけど、我慢。コレステロールたまっただろうなぁ~。
よく田舎でみるエロホンの自販機にはじめて入ったが高すぎ、3000円とかって・・やっと「追分」に朝七時くらいにつくが「岩神の湯」は10時からやからそこらへんの神社で仮眠をとる。やっと岩神の湯に入ってまったりする。仮眠室とか充実してかなりよかった。気分がよくなってタイ料理まで食べたが辛かった。仮眠室でぐっすり眠る。
健康ランドみたいな「岩神の湯」で携帯もMDも充電できてよかった。昨日寝る前に携帯の電源切れたときはどうしようかと思ったよ~。その後国道420を通って新城市まで行こうと予定し、一時ごろ出発する。しかし途中の峠のある下山村は山がちでなかなか頂上につかず相当しんどかったです。今から考えるとぶっちゃけ頂上がはっきりしている箱根峠のほうが楽だった。
その後なんとか下山村をでて、近くの個人商店でカップラーメンで一息をつく。でも雨が振りまくって絶対に峠を越える新城市までいけないとおもい、やっぱり変更して岡崎までいくことにする。しかしまた岡崎につけるか不安になり、相当悩んで国道301でやっぱり新城市までいこうとおもうが県道36で岡崎まで行くことを決意。
しかし最初は上り坂ばっかりで相当テンションが下がる。がすぐにくだりで岡崎まで約30キロ下りまくる。途中で探偵ナイトスクープに出てきそうな私的なおもしろ遊園地を見る。(キタロー村というらしい)
岡崎から国道一号線を通って豊橋にいく。遠見山公園でテン場しようとするが公園が見つからず、結局豊橋までいく、途中のコンビニでエロ本を立ち読みする馬鹿だ・・。
その後豊橋支庁前の豊橋公園で寝る。最初は博物館の軒下で寝ようとするが、乞食がいたので寝れず、結局障害者用のトイレで寝る。朝四時くらいにノックされて起きる。ちなみにコインランドリーで初めて特攻の拓をみました。
宿泊所:豊橋公園障害者用トイレ(ごめんなさい)
4日目(2005年6月5日)豊橋~御前崎
昨日一泊した豊橋を朝にでる。国道一号線沿いに浜松までいく、途中浜名湖にある弁天島とかそのあたりで風呂に入るがあいてなかった。
しかしホテルがあいてあったのでそこのホテルで1000円も払って風呂に入る。昼間だけあって、空いてた気がする。ほぼ貸しきり状態!その後浜松の側のイオンまでいって、文明的の匂いをかぐ
浜松市内には入らずそのまま国道一号を行く。途中のホームセンターみたいなところでフライパンを購入。外食とかコンビニより自炊したほうが安くつくので。そっちのほうがなんか旅行って感じするしね~。
浜松でうなぎくっとけばよかったかも。うなぎ食いたいけど貧乏旅行なんでね~~。
そのまま国道一号線を入って御前崎までいく。御前崎にはサーファーが多くて困った。なにもなくどうしようかとおもっていたが旅館の前の公園で野宿する。この日から自炊する事にした。
宿泊場所:御前崎のホテルの前の公園。ギャル男サーファー怖いよ~~。
5日目(2005年6月6日)御前崎~静岡市(由比ガ浜)
御前崎から静岡にいくことにする。静岡でお金をおろさないと・・ちなみに御前崎では寝坊してしまう。だめじゃん・・・ココスまできて道に迷う、ココスはどこす?ってCMが頭から離れない。
その辺りにあったおじいさんとかが集まる健康ランドみたいなとこで寝る。なんか小学生とかがいたから月曜日なのになんでかなぁとか思う。なんか代休らしい、のちに静岡あたりのラジオで御前崎で代休なので遊んでいた高校生がおぼれるときいてびっくり。
ひさしぶりにテレビをみた。若貴話でめっちゃもりあがってた。(兄弟仲よくね~)焼津の女子高生は適度に日に焼けて可愛かった。焼津で有名な馬鹿高校あるらしいけど、名前忘れたので断念。焼津の女子高生はマジかわえ~~よ。ちなみに名古屋のOLも声をかけてくれたので大好き!
焼津を越えて静岡にいくが銀行の場所がわからず警察に聞く。静岡はヤンキーみたいな高校生がいてうざかったのでさっさとあとにする。沼津までいくという無茶な計画をたてるが、途中の清水でコインランドリーで服を洗った時点で夜8時なのでやばいなぁと思った。ちなみに静岡~清水間のマクドの店員かわいかったです。うふ。
国道一号沿いにいくが、途中で道がなくなってやばい。というか歩道がなくなった。清水~沼津間の国道一号線って高速道路みたいで、歩道なしでは走れない。確実に昇天できる。
しかも道を聞くために一号線沿いの定食屋にはいるがそこのおばあさんが頭悪いのか土地勘ないのか道がわからんらしい。相当悩む、清水まで戻るかどうするか悩むが一応信号があったのでそこをわたる、旧一号線があったのでそれを進む。「ゆい桜えび」という地図に載っているおいしい桜えびかき上げ丼の店の側の川沿いで野宿。
宿泊場所:旧国道一号線ぞいの公園。蚊に悩まされる
6日目(2005年6月7日)(由比ガ浜~伊豆長浜温泉)
朝おきて地図上に載ってるくらい有名らしい「ゆい桜海老」を十時ごろに食べようと思ったが十一時からだった。
残念、あと数時間ある。待てばよかったが待てずに沼津に出発。
輪行袋(分解した自転車を入れる袋、電車にはこの方法で乗る)が破けてたんで、帰りのために購入しておくことを決定。
沼津に着く、意外と都会でびっくりした。しかしながら輪行袋を売ってそうな自転車屋がわからず、沼津警察署で聞いてなんとか町はずれのチャリ屋を見つける。しかしそこでは品切れとの事。
沼津にはなく静岡にはあるかもとのこと。しかしながら静岡にとんぼ返りするのは嫌だったので、とりあえず保留。沼津南の伊豆長岡温泉でまったり、伊豆長岡温泉の源氏山公園の頂上で休もうとするが、ほんまなんもない山で相当怖かったのでやめる。
トイレあるって地図にあったがぼろぼろトイレや~ん、せっかく風呂に入ったのに汗かきまくって意味なし。ここでエロ本を買う(馬鹿すぎ、阪急春日野道駅前のエロ本ショップみたいなとこがあった、ちょっとうれしかった)。たいしたことないエロ本だけど、旅の途中のエロ本はエロ度二倍増ですな~。
上記のエロ本屋近くのヤンキーみたいなんが集まる公園に泊まる。夜中にヤンキーではないが
走り屋がよくきてちょっと怖かった。
宿泊場所:伊豆長浜温泉近くの公園。
7日目(2005年6月8日)(伊豆長浜公園~箱根峠越え~小田原)
とうとう箱根を越えることに。箱根街道は意外と整備されていて最初は街中みたいな感じでよかった。
9時に出発してだらだら登っても午後一時前には芦ノ湖(箱根の観光地の湖、なぜか洋風の帆船があった)まで着いた。
ただそこで箱根峠と地図にあったのであとは下るだけだとおもっていたら大勘違いだった。それを気づかずに箱根の関とか芦ノ湖のまわりでだらだら。その後しばらくアップして箱根石仏郡を越えたあたりで国道一号線最高点標高874からくだり、箱根峠が標高846だから28アップか。
あとは箱根湯元の町をひたすら下りまくる。箱根湯本は高そうだったけど露天風呂のカッパ温泉に入る。カッパ温泉は僕の貸しきり状態に。いぇい。箱根湯本駅で変なおっさんに話しかけられる、で熱海に行く方法を教えてもらう。そのおっさんの隣にいた女の人は可愛かった。
おっさんも途中から俺のことよりもその女とばかり話していた。その後熱海に行こうとするが熱海までけっこう交通量が多くしかも有料道路がありチャリが旧有料道路ならいけるっぽかったが不安だったので旧道を通る。そろそろ金が尽きてきたので帰る場所を考えはじめる。
小田原城で一泊しようとするが地元の高校生がいたので諦める。結局実家に帰ろうとおもって小田原駅で次の日の始発を待つ。友人に電話したら夜に大垣行きの電車があると教えてもらい、それに乗ることにする。
たしか名前は・・ムーンライト大垣だったかな、忘れた、その大垣行きの深夜電車に乗って大垣までいくことに。
宿泊場所:ムーンライト大垣の車内
最終日(2005年6月9日)大垣駅~京都
朝に大垣駅につくが高校生が多く、時間をずらして八時半ごろに米原駅の電車に乗る、
九時半ごろの米原から京都駅の電車に乗ったが、このまま帰ったのでは面白くないので篠原という駅でおりてチャリで京都まで行く事にする。
琵琶湖大橋につきマクドで飯を食べる。途中で雄琴を通る、京都側からみるのと滋賀側からみるのとではイメージが違った。
自衛隊の匍匐前進とかの訓練を見たあと山中峠を越えて帰京。
最終日は単なる消化試合みたいなもんです。
宿泊場所:自分の下宿、一週間ぶりに畳の上で寝ることに。
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