【実食レポ】さらばロッテリア。錦糸町で『ベジ フィリーチーズステーキバーガー』と40代万年係長の生存戦略

【心の特効薬】40代の胃袋を掴む「背徳」と「癒やし」のグルメ

 2026年3月。どんよりとした梅雨空の下、錦糸町の街を歩きながら、私は一つの時代の終わりを実感していました。

 かつてロッテグループの象徴だった「ロッテリア」は、2026年3月末をもってゼンショーグループへ売却され、今や全店舗が「ゼッテリア(ZETTERIA)」へとその名を塗り替えられました。

 JTC(伝統的大企業)に身を置き、栄枯盛衰を肌で感じてきた私にとって、この看板の掛け替えは、単なる外食チェーンのニュース以上の重みを持って迫ってきました。

今回は、最後まで「ロッテリア」だった錦糸町店での、最後の晩餐の記録です。

 

組織の論理と“本丸”の意地。なぜ錦糸町店だったのか

 これまでハンバーガーといえば、コスパのマクドナルド、品質のモスバーガー、そして最近ではガッツリ系のバーガーキングが私の定番でした。ロッテリアに対しては、正直なところ「どっちつかず」というイメージを抱いており、足が遠のいていたのも事実です。

 しかし、全店閉店・ブランド転換という衝撃的な知らせを聞き、私は吸い寄せられるように錦糸町へと向かいました。

 特に今回訪問した「ロッテリア錦糸町店」は、隣接する「ロッテシティホテル錦糸町」のお膝元。

 組織の荒波に抗い、最後まで「ロッテリア」の名前で営業を続けていたその姿は、かつてエースとして本社へ栄転し、その後うつ病を患って「万年係長」となった私自身の姿と、どこか重なって見えました。

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実食レビュー:『ベジ フィリーチーズステーキバーガー』という挑戦

 私が注文したのは、訪問当時、期間限定で発売されていた「ベジ フィリーチーズステーキバーガー」です。 「フィリーチーズステーキ」とは、アメリカ・フィラデルフィア発祥のソウルフード。それをあえて「ベジ(プラントベース)」で再現したこの一品に、消えゆくブランドの最後の意地を感じました。

構成の妙:肉を使わずとも、中毒性は健在

  • パティ: 大豆由来の植物性肉を使用。
  • チーズ: これでもかというほどたっぷり注がれ、満足感を底上げしている。
  • 野菜: シャキシャキのキャベツと玉ねぎが絶妙なアクセント。
  • ソース: パワフルなBBQソースが全体を一つにまとめ上げている。

一口食べて驚いたのは、その「食べ応え」です。大豆ミート特有の軽さを、濃厚なチーズとBBQソースが見事に補っています。野菜のシャキシャキ感も心地よく、健康を意識しつつも「背徳感」をしっかり満たしてくれる。間違いなく、美味しかったです。

「会社でのストレスを『食』で発散するのは、立派な生存戦略です。ただ、長く戦い続けるためには『賢い選択』が必要。明日を犠牲にしない食事を日常に取り入れましょう」

2026年、看板は消えても「物語」は続く

インターネットの情報にある通り、ロッテリア錦糸町店のあの看板は、もう見ることはできません。組織の再編、ブランドの統合。それらは個人の力ではどうにもならない巨大な力です。

 この看板はもうみることはできない。

私がJTCで「エース」として期待され、その後レールを外れて「万年係長」になった経験も、組織という大きな枠組みで見れば「一つの事象」に過ぎないでしょう。しかし、その場所で必死に生き、出社前にトイレで泣き、そして美味しいバーガーに救われた時間は、誰にも奪えない自分だけの歴史です。

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まとめ:人生はすべて『誤差の範囲』である

ロッテリアがゼッテリアに変わっても、私が窓際族であっても、美味しいものを食べて「幸せだ」と感じる瞬間がある限り、人生は続いていきます。

今回の「ベジ フィリーチーズステーキバーガー」は、変わりゆく時代の中でロッテリアが見せた、最高にクールな「意地」でした。

今の仕事の悩みも、昇進の遅れも、100年後の歴史から見ればすべては「誤差の範囲」です。 今日は美味しいバーガーで自分を労り、また明日からしぶとく、図太く、物語を書き換えていきましょう。

「会社が自分をどう評価するかではなく、市場が自分をどう評価するか。それを知るだけで、組織の不条理も笑い飛ばせるようになります。まずは自分の『外での価格』を確認してみませんか?」

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