賃下げ・リストラ等のサラリーマン生活は辛いですよね。
地方でのんびりカフェ等を営んで暮らしていけたらなぁ~と妄想ばかり。
実際にいくらくらい開業資金にかかるのかを少し調べてみました。
出展:『Uターン&Iターンで里山・古民家・海近く! 理想のカフェはじめました』
開業資金の平均はいくら?
本書には、IターンやUターン等で様々な計24件(数値記載のものに限る)の事例が紹介されています。
開業資金を平均すると817万円。
なお、日本政策金融公庫の「2020年度新規開業実態調査」での平均開業費用の平均値は
「989万円」でした。
実店舗の開業の場合、意外と費用が掛かりますね。
業態別の内訳(平均値)は以下の通り
- Uターンの開業費用:628万円
- Iターンの開業費用:1,575万円
- ロケーションカフェ(場所がGOOD):425万円
- 古民家・古建物リノベ:562万円
- 地元出身者等:1,000万円
Uターンの場合は賃貸なり、実家等の「改装費」が中心のようです。
一方、Iターンの場合は、賃貸もありますが、土地・建物を購入する
場合もあり、開業費用の平均が高くなっているようです。
古民家もいいなぁ~古民家カフェ等
少し、話はずれますが、古民家カフェ等もいいですね。
古民家・古建物のリノベは562万円と意外と費用がかからないですね。
古民家って何を基準に古民家というのだろうと調べてみました。
古民家の法的な基準はないようですが、概ね一般的には以下の基準を満たすものを古民家というようでうす。
【古民家の基準】
建築基準法施行(昭和25年/1950年)の制定時に既に建てられていた「伝統的建造物の住宅」(一般社団法人 全国古民家再生協会)
築50年以上経過した建物を古民家ということもあるようです(その場合は1971年以前の建物)
1950年以前の「伝統的建造物の住宅」
の基準のほうがしっくりしますね。
1971年以前でも鉄筋コンクリートだと
古民家って感じもしないですし。
藁ぶきとまで言わなくとも、木造軸組み工法
はやっぱり必須ですよね。
広さ(坪数・座席数)はどれくらい?
平均は、27坪(約90㎡/54畳)、座席数は21席。
厚生労働省の「喫茶店営業の実態と経営改善の方策(平成28年3月/2016年3月)」では、総平均は50㎡~100㎡が最多。ただし、個人経営に限ると「50㎡以下」が最多。
都心部のカフェではなく、地方の割には
27坪というのは思ったよりも狭いですね。
座席は21席なので、1席あたりはゆったり
しているイメージです。
- Uターン:28坪・19席
- Iターン:31坪・28席
- ロケーションカフェ:46坪・30席
- 古民家・古建物リノベ:15坪・14席
- 地元出身者:23坪・22席
平均客単価・1日平均客数・年間売上はどのくらい?
平均客単価は、1,086円。1日平均客数は37人。年間売上平均は1,100万円となりました。
なお、年間平均売上は、記載の定休日から逆算した数値でお盆・正月は無視した逆算値のため
実際はもう少し低いかもしれません。
厚生労働省の「喫茶店営業の実態と経営改善の方策(平成28年3月/2016年3月) では、個人経営では平均36人(株式会社形態では227人)のため、概ね平均並のようです。
一方、平均客単価は、上記統計では個人経営は1,573円のため、少しお値段はお手軽なのかもしれません。
内訳は以下の通り
- Uターン:①平均客単価:1,061円、②平均客数31人、③逆算年間売上高:899万円
- Iターン: ①平均客単価:1,238円、②平均客数64人、③逆算年間売上高:2,365万円
- ロケーションカフェ: ①平均客単価:825円、②平均客数20人、③逆算年間売上高:473万円
- 古民家・古建物リノベ: ①平均客単価:1,140円、②平均客数35人、③逆算年間売上高:1,076万円
- 地元出身者:①平均客単価:1,052円、②平均客数33人、③逆算年間売上高:906万円
Iターンは開業資金も1,575万円と多いため、
客単価も平均客数も多いですね。
まとめ
会社勤めに疲れ、地方でカフェを開業しようかなと気分だけでも味わうために、「理想のカフェはじめました」という雑誌を購入し、先人の体験談を楽しみました。
開業費用、平均売上等を調べていくにつれ、喫茶店業界の難しさの一面も勉強することができた気がします。
やはり喫茶店・カフェは開業するのもいいけど、まずは利用者として楽しもうと思います。
コメダ珈琲は量が多くていいですよね。コメ牛食べました。コメダ珈琲のカップで飲むと
コーヒーがいつも以上に美味しく感じるのは私だけでしょうか。
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