太陽光発電の設置までの流れについて

40代夫婦の体験談

 太陽光発電の設置を検討。実際に設置までの流れ(どうすればよいか)について具体的な方法があまりわからないと思います。

 私も太陽光発電を設置する前にネットで検索しましたが、具体的な流れ全体について記載しているサイトが少なく困った覚えがあります。

 実際に太陽光発電を設置し、売電しているので、当時の流れをまとめてみました。

こんな人にお勧め

 個人で太陽光発電の設置を検討しているが、どのようにすればよいかわからない人向け

 太陽光発電の設置にあたっての大まかな流れと注意点を知りたい人向け

 

施工業者を決めよう

 

戸建てメーカー

 まずは戸建ての建設メーカーのパンフレットを読み直し、太陽光発電設置のサービス有無を確認。

家を建てたメーカーなので、屋根の構造・家の構造を熟知しているので、見積の基準とします。

各種施工業者からの見積もり依頼

 太陽光発電を設置してくれる業者からの見積もりをとります。ソーラーパネル製造業者から直接ソーラーパネルを購入・設置することは難しいので、施工業者から選びます。

 施工業者は、事前知識がなかったので、無料で数社から見積が取れるサイトから必要事項を入力して案内してもらいました。

 住所地等を参考に複数の業者を見積もって、業者との連絡・訪問日程の調整をしてくれるので、業者に来てもらう日程を調整するのみ(→電話ですぐに終わります)

<事前準備しておくとよいもの>

①昨年1年間の電気料金と使用電力量(kWh)の一覧(→現在契約中の電力会社からゲット)

②購入した家の設計図面

①昨年1年間の電力料金と使用電力は太陽光を設置した際の収支計算に業者が使用(回収年数等の計算)

②購入した家の設計図面は、載せられるソーラーパネルの大きさ等の試算に業者が使用。

※蓄電池を設置するか悩んでいる場合は、業者に蓄電池の見積もり・パンフレットも持ってきてもらう事も忘れずに(蓄電池の設置も検討していると言えば、持ってきてくれます)

実際の打ち合わせ(戸建てメーカー・複数の施工業者)

 実際の打ち合わせの流れは戸建てメーカー・サイトから紹介を受けた複数の施工業者ともに流れは同じです。

①太陽光発電の仕組み・売電制度等の説明を受ける

②事前に準備した「昨年1年間の電気料金と使用電力量(kWh)の一覧」、「購入した家の設計図面」を提供し、屋根に実際に載せられる大きさ・使用電力を踏まえた節電(&売電)見積を依頼

③早い所で数日・遅い所でも1週間程度で設置できる太陽光パネルの大きさ・発電量と見積もり・年間収支を受領。

見積もりから施工業者を決定

 各社から提出された見積を元に施工業者を最終決定します。

私の実際の見積もりは以下の通りです。

 ・注目すべき場所はKW。KWは載せられるパネルの大きさ・種類によって異なります。業者によって  

  KW数が異なるのがわかります。同じ屋根なのに、なぜ異なるのかは不明です。

 ・次に注目すべき場所はKW数あたりの見積もり金額。見積金額の高低を比較します。

 ・KW数あたりの適性金額は不明ですが、一般的には18万円~20万円と言われています。

※fit価格は一定のため、回収年月はそれほど気にせずとも大丈夫です。どの業者ともにだいたい10年程度の見積もりとなりました。

私の判断

 一般的にはKW当たりの単価は、18万円~20万円。回収年月は7年程度とありますが、4社比較したところどこも実際はそれ以上でした。

 厳密には4社比較した後に追加で1社改めて依頼しましたが、大勢は同じ。結果として一番発電量の多いB社を選択しました。

 ネットでのKW単価20万円、回収年月7年というのはベストコンディションだと思います。

カメ(夫)
カメ(夫)

それともワイがぼったくられていたのかなぁ(汗)

 

留意点1

 戸建てメーカーが飛びぬけて高いです。これは住宅保証と関係しています。家を購入する際にメーカーから住宅保証付与を得ますが住宅保証は家の改修等を行わない条件付き。太陽光発電設備の設置は屋根への荷重となるため、場合によっては住宅メーカーの保証解除となってしまう可能性があります。

 戸建てメーカーに依頼するとその住宅保証の解除要件からは外れるため、少し高い模様。私は悩みましたが、以下の点により、戸建てメーカーを選択肢から外しました。

①屋根漏れ保証はその他業者でもついていた

②戸建ての保証期限がそろそろ切れそうだったので、もういいかと思った

留意点2

・値下げ交渉は可能です。自動車ディーラーと同じく、値下げ交渉はどんどんしましょう。営業マンによって値下げ幅があるようなので、遠慮せずに値下げ交渉をしましょう。少なくとも端数を丸めてもらうとかオプション(※)分は値下げして欲しいみたいと口頭で相談するのは必須。

留意点3

太陽光パネル製造業者は中国製か国産製(京セラとか長州産業等)は私は気にしました。私は業者の保証だけでなく、パネル自体のメーカーの25年保証がついている純国産の長州産業を選びました。

追加オプションの検討

 ①蓄電池:災害に備える目的ならば必須。ただし昼のソーラーパネルの発電を昼に蓄電池にため、夜に使うため、発電量によっては電力会社から電気を購入する必要あり。また値段も150万円程度するため、売電収入や節電効果での回収目的の場合はそぐわない。あくまで災害に備える目的がメイン。

※私は悩みましたが、蓄電池の価格は技術革新により徐々に減少しているため、今後価格が安くなってから購入する事にしました。

②外部電源:EV車等を保有・今後購入する予定がある場合は外部電源設置工事も一気にやると便利。だいたい値段は10万円程度。

これで施工業者が決まれば、太陽光発電設置までの流れの大半は終わったも同然です。

施工業者決定から工事・売電までの流れ

施工前の屋根の形状の最終確認

 業者が屋根に上って確認。雪止め等の検討、このタイミングから営業マンではなく、工事担当者とのやりとりとなります。

 雪止めについては、悩みましたが、隣近所に迷惑をかけるわけにはいかないため、雪止めを追加してもらいました。

 ソーラーパネルの設置の際に場合(屋根の形状)によっては既存の雪止めを外さないといけない場合もあり、その場合に追加オプションでソーラーパネルの雪止めを付けるかの判断が必要です。

 雪止めがない場合、ソーラーパネルは滑るので大雪が降った際にソーラーパネル上の雪が凄い勢いで落ちてきます。隣の家との距離等を踏まえて判断します。→私は念のためにつけました。

 またこれは施工業者にもよりますが、営業マンの値引きに加え、工事設置担当者にも追加オプションについて値引き交渉は可能でした→ソーラーパネル本体代金以外の値段は結構自由に決められる模様。

工事

 施工は契約完了後実施してくれますが、太陽光パネルの生産が追い付かず、半年ほど待ちました。施工自体は特段施主はやることなし。ほぼ半日で終了します。

売電契約(fit等)、行政への補助金の申請等(ある場合)

 ほほぼどの業者も代行してくれるので、業者の持ってきた書類に必要事項を記入し、申請するのみでした。東電の場合は、売電のHPがあるので、そこにアドレスやパスワードの登録をしておけば、売電額等が見れます。やることはその程度です。

 

まとめ

 いかがでしょうか。太陽光発電の設置までの流れは結構ありますが、業者選びが一番大変でした。

複数の業者から見積を取って発電KW数・単価等を比べて最終的に決定します。 

 複数業者からの見積もりはサイトから一括実施が便利でした。その後は実際の訪問日を業者から電話がかかってくるので、調整するのみ。

 繰り返しになりますが、事前に以下のものを準備していると話は早いです。

①昨年1年間の電気料金と使用電力量(kWh)の一覧(→現在契約中の電力会社からゲット)

②購入した家の設計図面

太陽光発電を設置して1年間の収支結果はこちらを参考にしてみてください↓

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