産業医面談を実施。人事部への異動希望の産業医からの打診について聞かれ、結果としてまだ頑張ると回答。
産業医面談受診後の1年間の結果・顛末について共有します。弊社だけかもしれませんが・・・。
結果としては人事部に産業医面談(ストレス多寡)を実施したことは認識され、昇格候補から外されました。
ストレス耐性が弱い人間が管理職の適性がない事は確かに明白なので仕方はないですが、産業医面談を受診される際の注意・留意点として私の経験が役立てば何よりです。
過去の経緯
産業医面談で決めたこと・・気が引けて何も依頼できなかった
産業医面談を受診。産業医からは人事部に改善(配置希望、残業規制等)を産業医から申し入れを行うかの確認を受けました。
当時、まだ異動したばかりであったこと、私以外も残業が多かったので、異動希望を出す事、私の身の残業規制を依頼することは気が引けて、とりあえず頑張りますと回答。
昇格候補選定の季節
万年平社員の私。毎年一応、昇格候補の選定が上席にやってくるらしい。
上司は、昇格候補の人選に後輩たちとともに私を入れてくれたとのこと。
昇格候補の人選名簿に載せてもらったかどうかはわからないが確かに人事評価はある意味下駄をはかせてもらった形にはなっていました。
やはり昇格はできず、上司が人事部に確認・・・産業医面談受診が要因と判明
結果として、やはり昇格はできず。
上司も人事部に昇格候補として私を選定した手前、人事部になぜ落選となったかを確認。
人事部も当初は、昇格については人事部専決事項であり、個別確認には応じられないとの姿勢でしたが
上司がコネ等も使い確認したところ、非公式ながら落選事由を教えてくれました。
結果としてストレスチェックでのストレス多寡による産業医面談の受診が落選のネックだとことが判明。
ここから先は人事部からははっきりと示されていないですが、やはり管理職の要件として、①人柄、②能力、③ストレス耐性があり、ストレスで産業医面談への受診は③のストレス耐性にひっかかるようだ。
悲しいけど。組織としてはやはりそうせざるを得ないのも事実なのかな・・・。
でもそのような運用をするならば、ストレスチェックの数値が高いからといって気軽に産業医面談を勧めてくるのはやめて欲しかった。
番外編 管理職になれば鬱で休職しても産業医面談受けても安泰のようだ
管理職の昇格についてはうつ病での休職歴・産業医面談の受診歴等のストレス耐性により、弾かれる一方、一度管理職になった限りは、うつ病で休職しても、産業医面談を受けても降格はないようです。
タイミングの問題なのかなぁ。気になったので調べてみました(労働基準法等との関係)
うつ病だけを原因に降格は難しい
降格という処分は、労働基準法やその他の労働法令の定めにある懲戒等と異なり、法律上の定めはなそもそもない。
就業規則に記載していたとしてもうつ病だけを原因に降格処分を行う事は難しいようです。
本人の同意を得てストレス軽減に降格処分はありえる
ただし、休職が長引くや管理職として求められる部下の管理等が適正に行えず、また管理職という職位の重圧からうつ病・ストレスの要因となった場合は、本人の同意を経て降格等もありえる。
ただし、一般的な会社(よくいえば優良企業、悪く言えば世間体を気にするJTC)では、管理職待遇といった形で基本給の減給を伴わない対応がよく見られるようだ。

おそらく弊社もそのパターンだな。管理職待遇というか管理職の肩書は変えずに部下無し管理職への配置転換はよく見られる。
考察 若手社員のモチベーションについて
うつ病での休職管理職への対応は、世間体を第一に考えているとはいえ、ある意味社員に優しい対応。
一方で、人件費削減・管理職登用の厳格化がなされている若手社員にとってモチベーションが下がるのは事実だろう。
というか私は若手社員ではないが、休職した上司の穴を埋めるべくアホみたいに残業し、ストレスが高くなって産業医面談を受け、昇格候補から外されたことに対してあまり納得感がない・・・。

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