ASDの子供への教育・指示の方法は細かく、具体的にするのが効果的。
世の中の管理職も幼稚園の先生を見習ってほしいと感じた話。
ASDの子供への指導
お絵描きを時間内に終わせるために具体的かつ細分化して教えてくれた先生
私の長女はASD(発達障害)。ASDの特徴として拘りが強い娘。
幼稚園のお絵かきの時間に細部に拘り、いつも時間内にお絵描きが終わらない。
幼稚園の担任の先生はそんな娘を温かく見守ってくれていました。
とはいえもうすぐ小学校入学。小学校に入ると時間内に課題(お絵描き)を終わらせることも求められます。
小学校入学に備え、担任の先生は、娘に時間内に終わらせることを伝えようと悩んでくれました。

時間がない。早く書こうねと言っても伝わらない。意味がない。
先生は、色々考えてくれ、具体的に細かく細分化し指導してくれました。
①広く色を塗る場所は、細かくクレヨンを動かさなくても大きく動かすだけで色が塗れるからやってみよう。
②ある程度塗れたら、次の絵を描いてみよう。
⇒このように早く、時間がないというような抽象的かつ焦らせるだけの指導ではなく、一つ一つ具体的にやり方を教えてくれた先生。
成功体験に自信がついた娘と私も勉強になったと言ってくれた先生
長女も時間内にお絵描きが完成し、自信がついたようです。
子供に限らず、成功体験を積むことは何よりの自信につながると改めて感じました。
そして先生は、私自身も子供への伝え方等について勉強になった。子供から教えてもらったと言ってくれました。

大企業の管理職も同じ
ASDに限らず、子供への教育は、①焦らさず、ゆっくりと、②具体的に、③細かく指導だと感じました。
この方法は子供への教育に限らず、管理職から部下への指導・育成も同じです。
部下への指導は①焦らせず、ゆっくりと、②業務内容を具体的に、③丸投げせず、順を追ってステップごとにが基本。
部下に成功体験を積ませ、自信を持たせる。
果たして、今の大企業でそのような部下への指導ができている管理職はどれだけいるのか疑問です。
管理職教育にもこのような視点を強調して欲しいと切に願います。
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