【JTC】トップを忖度した企画の行方~一将功なりて万骨枯る~

30代夫婦の体験談
概要

 トップがぶちまけた一大プロジェクト。

 トップの思いを忖度し、企画した当初のメンバーはご栄転。

 実現段階になり、トップの興味はなくなり、人員削減等。うつ病患者は続出ながらこのプロジェクトは続く・・・・・。

トップの思いを忖度し始まった一大プロジェクト

 トップが同業他社の手前もあり、一大プロジェクトを構想。

 一大プロジェクトについて社内で十分な議論が行われない中、優秀な人材が集められ企画・検討。

 企画・検討を行う中で、スピード感・方向性等を一度見直した方がよいとの議論に。

 だがトップの思い・スピード感重視を忖度するプロジェクトの企画メンバーたちは、そのまま続行。

プロジェクト長
プロジェクト長

 色々議論は尽くされた。

 立ち止まって見返してみてはとの意見も多かったが、私が責任をもってプロジェクトは今のスピード感を持って継続することに決めた。

企画メンバーは出世コースに!

 無事、一大プロジェクトは決定。トップの面目もたち、大満足。

 プロジェクトは部になり、企画を担当したプロジェクトメンバーたちは解散のうえ、皆さんご栄転。

 ちなみにプロジェクト長はやはり早急に進めすぎた影響もあり一部ケチがついたため左遷へ

(厳密にはプロジェクト長、主要部の部長から上がりの部長ポストへ・・)

元プロジェクト長
元プロジェクト長

 トップの思いを進めるためにスピード感持って進めたのに。

まだ若いのに上がりのポストかぁ・・・。とほほ

社員
社員

トップの思いがつまったプロジェクトにケチをつけるのはいかんよね。

実務・実践で問題多発/トップの興味はなし

 プロジェクトは正式に部へと。企画した当初のメンバーはご栄転のため、既存の関係しそうな部から新しい部を設立し、既存の部のメンバ等が実務・実践へ。

 実務・実践段階になると、当初の企画時点では想定もしていなかった課題・問題が多発。

 ただし、もはやトップの興味もなく、人員削減・業務効率化の流れでどんどん人は減らされていく。

 そんな状況のため、どんどん実務者はうつ病やメンタルにて休職・場合によっては退職。

 ただ補充人員が来ることはほぼなく、業務効率化で乗り切ろうという旧日本軍のような精神論へ。

新しい部の部長
新しい部の部長

 メンタル休職者が多い。仕事も大事だけど、自らの健康・家族を大切に。

夜中まで残業して、自分の身を削ることが美徳とされた時代は終わったよ。

みんな早く帰ろうね(残業しないでね)

社員
社員

 メンタル休職者の補は・・・。

役員説明資料はこちらす・・・。

新しい部の部長
新しい部の部長

 業務を効率化・スリム化・無駄な会議を減らす事で対応して欲しい。

なお、残業はもうしないように

 役員説明資料・・。うん、この資料ではこの点が・・・、この点が・・・この点が・・・・、この点が・・・・・

 

 明日の朝までに修正したものを改めて見せて欲しい。

やはり日本の大企業は旧日本軍と同じなんだなと思いました。

 戦後もう80年近くたちますが、旧日本軍のDNAは弊社を含むJTCに脈々と引き継がれているのだなと思いました。

旧日本軍JTC
プロジェクトインパール作戦〇〇(内緒だよ)
きっかけ牟田口廉也が大本営の戦果を挙げたいという空気を忖度し、企画立案集められたエリートたちがトップの思いを忖度し、企画立案
企画したメンバーの行方インパール作戦自体は失敗。ただ旧日本軍の特徴として企画立案した参謀は出世する方向にあり(盧溝橋事件、満州事変等)ご栄転
実務・現場ずさんな計画もあり、いわずもがな大量の餓死者を出した大失敗。
撤退を意見具申した師団長はなぜか叱責される
 経費削減のあおりを受け、当初の一大プロジェクトの熱はさめ、人員削減。
一方、業務は想定以上に多く、多くのうつ病・メンタル疾患者を輩出
責任者の行方牟田口廉也は流石に責任を取らされたが、それでも左遷程度。
牟田口廉也の上司に当たる人々はお咎めなし(インパール作戦を強引に起案・立案したのは牟田口氏ながら、権限上一人で実行できるほどの権力はなかった)
とりあえず一部プロジェクトに味噌をつけた元プロジェクト長はトカゲの尻尾切りで左遷はせれていた。

 

コメント

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